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2013年12月

2013年12月31日 (火)

恩送り

2013年、大晦日を迎えました。

年末はお世話になった方々へご挨拶にまわりますが、

いつも身近な人たちに支えられて生きているんだなと感じます。

いつか「恩送り」という言葉を教えて頂いたことがあります。

「恩返し」は受けた恩を返すことですが、受けた恩をほかの誰かへ送る

というのが「恩送り」です。わたしたちはまだまだ未熟者で目上の方々に

助けていただく事も多々あります。その感謝の気持ちを伝えるのに

返しても返しきれない思いを持っていたとき、「私たちに恩返しは

しなくていい。その代わり、ほかの誰かに返していきなさい。」と

教えてくださいました。「私たちも若いころ助けてもらった恩を送って、

今がある。巡り巡った恩は人を幸せにする。」と。

大切なのは感謝する心を持つこと。

花園会の標題である「おかげさま」。感謝の気持ちを伝える「ありがとう」。

「おかげさまで、ありがとうございます」と心から素直に言える日々を

送っていきたいですね。

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慶明寺も今年一年、多くの皆さまのお力添えをいただいて、無事

年の終わりを迎えることができそうです。ありがとうございました。

皆さまにとりまして、来る年が良い年でありますように

心よりお祈りいたします。

・ ・ 明日のおみくじ   吉

前にせし善きことのむくいにて立身し、今新に初むることによりて出世す

2013年12月30日 (月)

新年を待つ

123001_3いよいよ年の瀬も押し迫って

きましたね。迎春の準備も着々と

進み、山門には角松、しめ飾りが

飾られ、観音さまやお地蔵さまの

お花も迎春用となりました。

墓地には朝早くからお墓参りや

お掃除に多くの方々がお越しに

なっています。

本堂もすっかり準備が整い、
新年

待つばかりです。いつも静かで

凛とした空気の本堂ですが、この

冷え込みで一段と空気は冷たく、

普段に増して厳かな雰囲気を

漂わせているように感じます。

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大晦日の夜、慶明寺では来寺された皆さま全員に除夜の鐘を撞いていただいております。

時間は23時45分ごろからはじまります。除夜の鐘は心にある煩悩を祓うために撞くと

といいますね。また厄落としにもなるということも聞きます。夜も更けこんだ寒い時間帯

ですので、お越しになる方は暖かい格好でお越しくださいね。お待ちしております。


・ ・明日のおみくじ   大吉

親に孝行せよ、今は運勢心のままに開く、これみな親の恩なり

2013年12月28日 (土)

北風

天気が好さそうなので外に出てみましたが、風の冷たさに驚きました。

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花の写真を撮ろうと

カメラを構えても風に吹かれて

なかなかピントが合わず

撮るのに少し苦労しました(^-^;




北風小僧の寒太郎は例外なく今年もやって来ているようです。

11月くらいまで「暑い暑い」と言っていたのがウソのようですね。

日本海側では雪、北日本では吹雪くなど大荒れの天気だそうです。

このまま年末年始の天気は雪の日が多くなるそうです。

今日から帰省するという方も多いと思いますが、

事故などには充分気を付けていきたいですね。

明日のおみくじ  吉

待人きたる夜になるべし

2013年12月27日 (金)

断捨離の心

断捨離 だんしゃり

不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に

調和をもたらそうとする生活術や処世術のこと。

                                                           Wikipediaより

ここ数年よく聞かれるようになった言葉ですね。

「断捨離=捨てる」というイメージが強く、テレビ番組などでも

潔く捨てていく姿から良いように思われない方もいらっしゃると思います。

「もったいない」「ものを大切に」ということは子どもの頃から、よく教えられて

きましたね。けれど、捨てないことが本当に「ものを大切に」しているかと

言われれば、そうではないということを教えてくれるのが「断捨離」だと思います。

いつか使うだろうと取っておいたものも、いつかが来ないかもしれない。

あることを忘れて、または探すのが面倒で買ってしまった、こんな経験ありますね。

豊かな時代になり、「もったいない」「ものを大切に」という言葉だけに捉われて、

本来の意味がどこか忘れられているような気さえします。

何でも比較的容易に手に入る今、自分に

本当に必要なものを見極めていくことが大切だと思いました。

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・ ・ 明日のおみくじ   大吉

四季花の咲くがごとし、常に仕合せ絶ゆることなし

2013年12月26日 (木)

松竹梅

冷たい雨となりました。

クリスマスが終わると年の暮れを感じます。今年も残すところわずか。

お正月の準備に忙しくなってくるころですね。慶明寺でも迎春の準備が

進んでいます。

迎春といえば、仏さまや神棚、荒神さんにお供えするものも
松竹梅の

入ったものになりますね。この松竹梅の歴史をたどると、もともとは

中国から伝わったものと言われます。中国には松・竹・梅のことを指す

「歳寒三友 さいかんのさんゆうという言葉があり、画題のひとつだったそうです。

寒中にも色褪せない松と竹、寒中に花開く梅、それぞれが寒さに負けない

ということから、「清廉潔白・節操」の意味を持ち、文人の理想を表現したものと

捉えられていました。

日本へは平安時代に伝わり、江戸時代には庶民にも親しまれるように

なりましたが、いつの頃からか「めでたいもの」の象徴とされるようになり

現在に至っています。中国での認識と随分と差がありますが、寒さに強い

ということから日本では縁起が良いものとして捉えられて来たのでしょう。

松竹梅やおせち料理、お正月に関するいろいろはすべて意味があることに

いつも驚かされます。まだまだ知らないことも多いので、これからも

学んでいきたいと思います。

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・ ・ 今日のおみくじ   吉

よろこび事十分よし、心だて悪ければかないがたし

 

2013年12月25日 (水)

サンタ菩薩

今日はクリスマスですね。

小さいころは縁あって、日曜学校へ行っていたのでクリスマスといえば

教会でミサがあり、イエス様誕生の劇に毎年参加していました。

大きくなってからは、イベントとなっているクリスマスを楽しんでいます。

神仏の国である日本では「クリスマスは関係ないよ」という声も

聞きますが、数年前から「散多菩薩 さんたぼさつ」と呼ばれる菩薩様が現れ、

クリスマス法要が行われているという話をご存知ですか?

サンタクロースのモデルとなった聖ニコラスは古代都市ミラの司教でした。

この司教という立場をお坊様に置き換えて、高徳であったことから

亡くなられた後、菩薩様になられたという筋書きです。

人々を導くという点ではキリスト教の牧師様も仏教の御坊様も

志は同じ方向なのだと思います。少し冗談交じりではありますが、

納得できるところもありなるほどなぁと思いました。

興味ある方はネットを検索してみてくださいね。動画で法要の様子が

見られますよ☆

2013年12月24日 (火)

氷上の感動

昨日までの三連休に埼玉県にて行われたフィギュアスケート。

テレビで観戦された方もきっと多いことでしょう。年明けのオリンピック

選考試合ということもあり、何度となく感動し、感極まるシーンの多い、

本当に素晴らしい大会でしたね。わたしはスポーツを通してこれほどまで

感情を動かされたことは今までなかったように思います。

フィギュアが注目を集めはじめてから多くの人々が、選手たちを

兄弟姉妹のように、娘息子のように、孫のようにと見てきたのではないかと

思います。出来ることなら、みんなオリンピックに送り出してあげたい

そんな思いも持ってしまいますよね。何事もそうではありますが、

決まりというものがある限り従わなければならない、厳しい世界だと感じました。

まだまだ若い年齢ながら、第一線から退く決意をされている選手の方も

今期は多いですね。悔いを残すことのないオリンピックに

なってほしいと願います。

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・ ・ 明日のおみくじ  吉

待ち人来るともおそし、こちらよりゆきて利あり

2013年12月23日 (月)

大掃除

今日は朝から花園会女性部の方がお寺の窓を磨いて下さいました!

スッキリ綺麗になった窓を見ると気分もよくなりますね。

何だか窓から入ってくる光さえいつもより透き通っているように感じます。

今日はお天気も良いですし、三連休最後の日ということで

年末の大掃除に向けて、今日少し終わらせてしまおう

という家庭も多いのではないでしょうか?

大掃除で普段はしないところも掃除をすると

自分が思っている以上に埃など意外と汚れていることに気付かされます。

いつも大掃除はまとめて一日で終わらせてしまうのですが、

今年は何日かに分けて今まで以上に徹底して掃除をしてみようかと思います。

きれいな部屋で気持ちよく新年を迎える準備をしていきたいですね。

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明日のおみくじ  小吉

いいぶんあらそいいかえめにして後かつべし

2013年12月22日 (日)

今年の漢字

先日今年の漢字が発表されましたね。

2013年を表す漢字は「輪」だそうです。

2020年の東京オリンピック誘致は大きなニュースになりましたし、

フィリピンへの台風支援では過去最大規模の自衛隊派遣が行われるなど

人との繋がりを感じた1年でした。

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慶明寺でも今年は彼岸の合同法要に今までにないほど

多くの方に来寺していただきました。

お寺には毎年いくつか行事がありますが、

それは檀家や役員、他にも多くの方々の協力の「輪」があってこそなのだと

今年1年を振り返り改めて思いました。

これからもこの繋がりを大切にしていきたいものです。

明日のおみくじ  吉

売買ともによし殊にうる方よし

2013年12月21日 (土)

白い花

六地蔵に白い花が供えてありました。

もう枯れて来ていましたが、先の方に咲かせた淡い白色の花は綺麗です。

今日の曇空から、わずかに感じる太陽の光を浴びている様子は

なんだか儚い印象を受けました。

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なんという花なのか調べてみましたが名前は分からずじまいです。

こんな時、ぱっと花の名前が分かる人に憧れますがまだまだ道は遠いようです。

明日のおみくじ  大吉

失物出づ

2013年12月20日 (金)

七宝と守護石

さて、昨日は瑠璃、ラピスラズリに触れました。

この瑠璃は仏教とも縁深く、極楽浄土を飾る「七宝」と呼ばれる石の

ひとつが瑠璃といわれています。また、真言宗の開祖である空海は

この瑠璃を守護石としていたそうです。

「七宝」と呼ばれる石の種類は経典によって多少の違いはありますが、

金 ・ 銀 ・ 瑠璃 ・ 玻璃 はり ・ しゃこ ・ 珊瑚 ・ 瑪瑙 めのう の七つとされます。

しゃこというのはシャコ貝のような美しい貝殻を指し、玻璃は水晶を

指すそうです。常に花が咲き、七宝に飾られている極楽浄土の美しさは、

考えてもなかなか想像できませんね。


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南天の美しい紅葉



お正月も近いので、干支と守護石をご紹介します。


子・・・琥珀、丑・・・真珠、寅・・・タイガーアイ、卯・・・翡翠、辰・・・カーネリアン、

巳・・・黒真珠、午・・・サードオニキス、未・・・紅珊瑚、申・・・水晶、酉・・・シトリン、

戌・・・瑠璃、亥・・・紅翡翠

誕生石は有名ですが、干支にもそれぞれの守護石があるのですね。


・ ・ 明日のおみくじ 大吉

自ら進みてなすことも成就すべし。神仏を信じてよし。

2013年12月19日 (木)

瑠璃色の魅力

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玉竜の実がようやく色付きました。

つい先日までは葉と同じ深い緑色でしたが、気が付けばきれいな瑠璃色に。

小さな実ではありますが、玉竜から見れば存在感のある大きな実です。

子どもの頃、季節が来るとこの実で「おままごと」をしたいと思っていました。

けれど、子供心にもこの瑠璃色の実はとてもきれいで、採ってはいけない

もののような気がして結局一度も手にしなかったように思います。

瑠璃色の瑠璃は洋名でラピスラズリのことです。

今でも顔料として使われているのかは知らないのですが、昔ラピスラズリを

砕いて作る顔料はとても高価だったといいます。その美しさに魅せられた

画家として有名なのはフェルメールですね。彼の代表作である

「真珠の首飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」にももちろんラピスラズリの顔料が

使われています。当時は純金と変わらないほどの値だったという青い色。

今も多くの人々を魅了する絵画として残っていることはフェルメールも

遠い世界で喜んでいることでしょう。

2013年12月18日 (水)

光の記憶

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今週月曜日、19回目の開催となる神戸ルミナリエが

無事終了しましたね。数年ぶりに来場者の増加となったと

ニュースで聞きました。震災の年に初めてみたこの光は

胸が苦しくなるような気持ちでたまりませんでした。

毎年決まって足を運ぶことはないのですが、神戸へ出る

用事があるときは会場へと向かいます。鐘の音とともに

点灯される光は「希望の光」そのものに感じられます。

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今年のテーマは「光の記憶」。

忘れることのできない記憶と未来への希望が混在している今を

表して、「光の記憶」とされたそうです。確かに香りや音と同じで

この光は遠い記憶を呼び起こします。辛い記憶も多いでしょう。けれど、

希望の光はそれ以上の優しさで包んでくれるのではないでしょうか。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

こころよくつとめ励めば、おのづから善道にいたるべし

2013年12月17日 (火)

美しい考え

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   自分のまわりを

   美しい考えで満たし、

   親しい人々に愛と優しさのこもった

   行動をとることをおすすめします。

 

                        ターシャ・テューダー



いつも心穏やかでありたいと思いますが、なかなかそうはいきません。

それがまた人というものだとも思うのですが、反省することも多いです。

小さな心の引っ掛かりが、些細なことでイラッとしたり、落ち込んだりする

元になりますよね。後で思えば、「どうしてあんなこと言ってしまったのだろう、

してしまったのだろう」と後悔することもしばしば。

皆さんもそんな思いを持つことありませんか?

そんな時に出会ったこの言葉は、そんな余裕のない心を見透かされているような

思いがしました。それでも同じことをまぁ繰り返してはしまうのですが、

少しずつでもこのような気持ちで過ごすことができる日々を

多く持ちたいとそう思います。

2013年12月16日 (月)

心は和食

和食が世界無形文化遺産に登録されたと少し前のニュースで

流れましたね。日本人の和食離れとはうらはらに、海外での

和食の人気はとても高いと聞きます。海外で和食は健康食として

ブームになっているようです。

そんな健康食あふれる国に生まれて、洋食に惹かれるのは

なぜなのでしょう?好きなおかずランキングにはハンバーグ、カレーライスや

から揚げなどが上位に上がってきます。実際、家族が「やったぁ!」

喜ぶおかずもこのようなものが多いですね。

けれど、食べてしみじみ美味しいなぁと思えるのは、
和食なのだろう

と思います。よくある「彼女に作ってもらいたい手料理」の上位には

必ず「肉じゃが」と「お味噌汁」が入っていますね。今人気のカフェにある

雑穀米などを使った和風ランチも女性に人気です。年と共に和食の方が

好みになってきたという声もよく聞きます。

こうしてみると日本人はやはり和食が好きなのだろうと思いました。

ただ共働きなどの家庭が増えて、「気軽に作れて、家族が喜ぶ」洋食が

増えてきたのではないでしょうか?「心は和食」そんな若い世代も

多いのではないかなと感じました。

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・ ・ 今日のおみくじ   末吉

何事にも辛抱強く人をたよりとせず働けば、のち仕合せよかるべし

2013年12月14日 (土)

木枯し

最近は雨が降ったり止んだりでおかしな天気でしたが

今日は一日晴れの良い天気でしたね。

ところが暖かいお日さまの光とはうらはらに

木枯しがビュービューと吹きつけて痛みを感じる程の寒さでした。

冬はコートの下にたっぷり着込み、マフラーをぐるぐるに巻いてお出掛けしますが、

ちょっとした服の隙間から冷たい風が入り込んで肌を撫でていくと

その冷たさにいつも驚いてしまいます。

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水子地蔵のところには今度は赤い山茶花が花を咲かせました。

隣りにある満開の白の山茶花と綺麗な紅白です。

せっかくの花がこの木枯しで早く散ってしまわないか少し心配です。

            木枯しの  今や吹くとも  散る葉なし   夏目漱石



明日のおみくじ  吉

あらそい事かちなり

2013年12月13日 (金)

冷え込みが厳しいですね。

この冬はじめて日中の底冷えを感じました。

年明けのような寒さに、午前中外へ出ると吐く息は白く、

冷たい空気は身にしみました。

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紅葉もあっという間に葉を落とし、鮮やかだった面影も今はありません。

少し前まであんなに色とりどりだったのにと思わずにはいられないほど

閑散とした冬の風景です。

山里は冬ぞ寂しさまさりける人目も草もかれぬと思へば  源宗于


                         山里の冬ほど寂しいものはないよ、草木が枯れるばかりでなく人も訪れないと思うとね

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・ ・ 明日のおみくじ  大吉

悪しき事少なく、常によろこび事ありて絶ゆる間なし

2013年12月12日 (木)

蝋梅咲く

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蝋梅。

混じり気のない澄んだ黄色がいつも変わらず、美しい花だと思います。

年明けの花とばかり思っていましたが、この時季から咲いていたのだ

と知り、思い込みばかりで目を向けていなかったことに反省です。

今年は冬の終わりにヒヨドリによってすっかり食べられてしまいましたが、

今冬はどうでしょうか?鳥たちの食糧が野山に豊富にあることを

願いたいですね。命にはかえられませんが、人としては

きれいな花を長く楽しみたいものです。


・ ・ 明日のおみくじ    吉

買いもの買いとりてよし。売りものいそぐべからず。

2013年12月11日 (水)

捧げる詩

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「強気なジョーカー」  川島理生子

もし 一緒にいられるなら

あなたにとって

最強のジョーカーになってあげる

どんな勝負にも負けない

最高の切り札に

でも もし私を捨てようとするなら

きっと最後まで居座って

あなたのババになってやるわ

女は怖いのよ

今頃気づいたの?

酔った勢いでした約束なんて

そんな言葉は通用しないわ

私はあなたのジョーカーよ

裏も表も

すべてお見通し

タロットカードより

水晶玉より

どんなお守りより 強力なの
                                         隔月刊 「マイ詩集」 より


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先日ブログにてご紹介しました詩人、眞野洋子さまに捧げる詩として

ご紹介します。数えきれないほどの夢や希望にあふれていた年齢での

病気の発症とその後に続く長い闘病生活は、これほどまでの強い気持ちを

持って過ごされていたということなのでしょう。

2013年12月10日 (火)

冬の桜

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水子地蔵さまに桜の花がお供えされていました。

冷たい風のなかで見る冬の桜は、春見るのとはまた違った可愛らしさが

あり、冬の妖精のようです。お供えされた方の想いがそこに

確かにあるのだと感じました。

近頃は異常気象のせいか、春咲き種も秋や初冬に咲くこともあり

よく「狂い咲き」といわれますね。その狂い咲きとは違い、

春と秋から冬にかけて年二回花を咲かせる桜が数種類あるそうです。

この桜もそんな種類の桜なのでしょう。

足元には紅葉が錦を織って、参道の蝋梅も花を咲かせはじめ

ました。秋の紅葉に冬の蝋梅、そして春の桜。静かで贅沢な風景です。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

待ち人おそし急に来るともよろこびあらず

2013年12月 9日 (月)

適材適所

お正月花に欠かせない花のひとつに「千両」がありますね。

ひとつひとつは小さな実ですが、あるとなしでは雰囲気が随分と変わり、

洋花のアレンジメントにお正月らしさを加えるにも合わせやすい花材です。

またお庭によく植えられているものに「万両」がありますね。千両より多くの実を

たわわに付けることから、「万両」と呼ばれるようになりました。お正月の

縁起木とされる千両と万両ですが、どちらも多くは赤い実を付けるので

どちらがどちらか分からなくなることもあるようです。

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千両の実は葉の上に

見分け方のひとつに、実の付き方を見るという方法があります。

千両は葉の上に上向きに実を付けるのに対して、万両は葉の下に下向きに

実を付けます。生花に千両が好まれて使われるのは、上向きに付く実が

縁起が良いとされるからです。葉の下に付く実は見えにくいということも

あるのでしょう。庭植えでは立場が逆転し、豪華に見える万両が

縁起が良いと親しまれています。適材適所ということですね。

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万両の実は葉の下に


そして、百両、十両、一両と呼ばれるものもあるのです。

百両はカラタチバナ、一両はアリドオシという別名があります。十両は

よく知られている「ヤブコウジ」のことをいうそうです。「ヤブコウジ」もまた

お正月の縁起物ですね。松竹梅の寄植えにはかかせないものです。

万両でも千両でもなく、十両のヤブコウジが良い。やはり適材適所なのですね。


・ ・ 明日のおみくじ   末吉

何事においても軽はずみなれば、後に心配することあり。何事にも気を付けゆるゆるせよ。

2013年12月 8日 (日)

対米英開戦記念日(太平洋戦争開戦記念日)

1941年(昭和16年)、今から72年前の今日、12月8日

午前3時19分(現地時間7日午前7時49分)、

日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、

それから3年6か月にも及ぶ太平洋戦争が勃発しました。

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「12月8日午前零時を期して戦闘行動を開始せよ」

という意味の暗号電報

「ニタカヤマノボレ1208」が

船橋海軍無線電信所から送信され、

戦艦アリゾナ等戦艦11隻を撃沈、

400機近くの航空機を破壊したのち

攻撃の成功を告げる「トラトラトラ」という暗号文が

打電されました。

元々は、ワシントンで交渉していた野村・来栖両大使が

アメリカ側に最後通牒を手渡してから攻撃を開始することになっていましたが、

最後通牒の文書の作成に時間がかかったため、事実上奇襲攻撃となってしまいました。

アメリカ軍は「リメンバー・パールハーバー」を戦争遂行の合言葉としたそうです。

太平洋戦争で日本を加害者とするか解放者・自衛戦とするかは、

戦後、議論の的となっており、両方であるとする見方など様々です。

真珠湾攻撃から72年ですが、もう72年なのか、まだ72年なのか。

太平洋戦争だけでなく戦争を題材にした映画は数多くあります。

戦争を知らない私にとっては映画の中の世界が

実際に日本で起きていたということがなかなか信じられません。

未だに戦争の後遺症で苦しむ人達にとって72年という時間がどれ程のものなのでしょうか。

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明日のおみくじ  吉

失物きながに探せば吉

2013年12月 6日 (金)

「道を成すための一歩」

「道を成すための一歩」

 自分にとって都合の良いご縁だけに感謝する。「おかげさま」の

意味は本当にそれだけでしょうか?

 人が生きていく上では、病気や怪我、挫折や失敗など、自分にとっては

不都合な縁もそれぞれあると思います。誰にとっても不幸を受け入れることは

難しいことですが、難しいからと言って避けてしまっては、人として成長する

ことはできません。その時は辛く悲しい出来事でも、頂いたご縁としっかりと

向き合うことが出来るならば、マイナスなこともプラスに転じることが

できるのではないでしょうか?

 後になって「今の自分があるのはあの時の苦労のおかげです」と

言えるように、困難な時でも一歩を踏み出すことが大切です。

                                                       以上月刊「花園」から 「道を成すための一歩」より抜粋

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雲水さんは「臘八大接心」や他、坐禅三昧の修行中、この修行生活を

送ることができるのも道場を支えてくださる「皆さまのおかげです」と

感謝の気持ちを持って修行に励まれるそうです。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」とよくいいますね。人が人として

成長するには良いご縁や経験はもちろん必要ですが、辛いこと

厳しいことを乗り越えられてこそ、大きく成長できるということなのでしょう。


・ ・ 明日のおみくじ   吉

待ち人くる、すこし遅くとも仕合せよかるべし

2013年12月 5日 (木)

見明星悟道

明星を見て道を悟る。

 お釈迦さまは、裕福な王族の子として生まれて何不自由ない生活を

送っていましたが、町に出た時に老いや病に苦しむ民衆の姿を見て

人生の無常を感じ、王の座も妻子も捨てて厳しい修行生活に入りました。

不眠不休の修行と断食とによって痩せ細り、精神力も衰えてきたので

苦行をやめて森を出たお釈迦さまは、村の少女から与えられた乳粥に

よって元気を取り戻し、ついには菩提樹の下で悟りを開きました。

 それは十二月八日の朝、明けの明星を見た瞬間のことだったと

伝えられています。
                                                                            
「花園」12月号より


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このことから仏教において十二月は特別な意味を持ち、お釈迦さまが

悟りを開かれたことを讃え、「成道会 じょうどうえ」という行事が

行われます。禅の僧堂では十二月一日から八日にかけて

「臘八大接心というとても厳しい修行が行われます。

十二月のことを別名「臘月 ろうげつ」といいます。この臘月と八日を

あわせて「臘八といい、「接心」というのは坐禅修行をいいます。

お釈迦さまが仏道を成就された十二月八日にちなみ行われる

大切な修行なのです。

修行僧である雲水さんもこの時は、全ての仕事をおいて、

坐禅に取り組むのだそうです。禅宗の和尚さまの多くが

通って来られた修行の道です。そこから見えてきたものについて、

明日は「おかげさま」と「縁」にまつわるエッセイを

ご紹介したいと思います。


・ ・ 明日のおみくじ  小吉

よろこびは初めは思うようにならず後よし

2013年12月 4日 (水)

心の掃除

十二月といえば、大掃除です。普段のお掃除では

なかなかやりきれない所をこの十二月にしようという方も多いことでしょう。

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昔、お釈迦さまの弟子にシュリハンドクという方がおりました。

シュリハンドクは、覚えること、書くこと、理解することなどが苦手で

いつも悩んでいたそうです。そんなシュリハンドクにお釈迦さまは

掃除をするという修行を与えました。その日から毎日ひたすらに

「塵を払わん、垢をのぞかん。」と唱えながら掃除を続けるシュリハンドク。

数年が経ち、随分と掃除も上手になり「きれいになった。」と思っているところへ

お釈迦さまが言われました。「まだひとつ汚れているところがある。」と。

それが一体どういうことなのかシュリハンドクには分かりません。

それからさらに数年が経ち、変わらず掃除を続けるシュリハンドクは

はっと気付いたのです。「汚れが落ちにくいのは人の心も同じなのではないか。」

お釈迦さまの教えはそこにあったのです。毎日掃除をしていても

塵や垢は出てきます。心にも毎日のように塵や垢(煩悩と呼ばれるもの)が

出てくるのです。それを心の箒で掃き清めることがことが大切なのです。

悟りを得たシュリハンドクはその後、お釈迦さまの優秀な弟子の一人と

なったそうです。


一生懸命掃除をするととても気持ちが良いですね。

「もやもやした気持ちの時掃除をする」という人も意外と多いのではないかと

思います。掃除をすることで心の掃除もできるというのは

とても納得できることに思えました。年末にかけて、見えるところも美しく、

心の中もすっきり美しくしたいものですね。

2013年12月 2日 (月)

織る錦

ようやく見頃と喜んでいたモミジは、早くもはらはらと散りはじめました

墓地への参道へ落ちたモミジは段差があるせいか、水面に映り込む

影のように美しく、足を止めてしまいます。

お墓のお参りまでに掃いておかなくてはと思い階段を上ると、

何とも言えない美しさに驚きました。散り落ちて、まだ誰も踏んでいない

ふんわりとした葉、陽の光を浴びて朝露がキラキラと輝いている様子は

純粋に綺麗だと感じることができます。先日ブログに取り上げた

「門を開けば落葉多し」の落ち葉がモミジ葉であったのなら、

これ以上に美しい世界が広がっていたのだろうかと思いました。

おかしな話ですが、掃いてしまうことにためらいを持ってしまうような

風景でした。ただ時間もあまりなく、写真も撮らずパパッと掃いてしまったので、

「綺麗だったな」と心の中で思い返しています。

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吹く風の 色のちぐさに 見えつるは  秋の木の葉の 散ればなりけり   詠み人知らず
吹く風が様々な色に見えたのは、秋の木の葉が散ったせいだろう

・ ・ 明日のおみくじ   末吉

よろこび事思うままにならず、されど後よし。望みを失うべからず。

2013年12月 1日 (日)

アイソン彗星

太陽に近づきすぎたために消滅したと思われたアイソン彗星の一部が

まだ残っているかもしれないと話題になっているそうですね。

アイソン彗星とは、2012年に発見された新しい彗星で

観測史上希な、世紀の大彗星となる可能性があり

今年最大の天体ショートして大きな期待が寄せられていました。

しかし期待とは裏腹にそのアイソン彗星が太陽に接近した際に、

崩壊、蒸発したことで消滅したとみられていました。

このニュースに天体ファンからは落胆の声が上がりましたが、

なんと1日にして一部が残っている可能性があると

NASAの発表で明らかになりました。

肉眼で見るのは難しいが望遠鏡などの機材があれば見える可能性があるとか。

NASAの情報も二転三転しており、

広大な宇宙に振り回されっぱなしといった様子でしょうか?

何だか改めて宇宙の大きさを感じました。

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明日のおみくじ  大吉

あらそいごとすべてめうえのひとのさしづにまかせ、

かりそめにもわがみ一存のはからいすべからず

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