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2014年6月

2014年6月30日 (月)

曇り空の花

六月も最終日、一年の半分が過ぎました。

年頭に掲げた目標の達成具合はいかがですか?

順調な人も「あっ忘れてた!」という人も明日からの折り返しの

半年を有意義に過ごしましょう。

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蒸し蒸しとした曇り空の中、へメロカリスが咲きました。

「デイリリー(一日百合)」の洋名を持ち、一日の儚い花として

扱われますが、鮮やかな花色は儚げな様子を感じさせません。

晴れた日よりも今日のような薄曇りの庭によく映える花ですね。

梅雨に咲く花はどれも曇り空に合う花色を持っているように

思います。花はみんな自身が一番美しく綺麗に見える季節を

よく知っていますね。春の桜、夏の向日葵、秋のリンドウ、冬の椿。

みんなそれぞれ美しく、季節によく似合う花々です。

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ヘメロカリスに

赤ちゃんのカマキリが

いました。

・ ・ 明日のおみくじ

末吉

旅立ち急いでよし

遅れればあしき


2014年6月29日 (日)

高知県 野根中学校

お墓にはハルシャギクが「今が盛り!」

といわんばかりにたくさん咲いています。

去年より多く咲いているような気がしないでもないです。

そこで調べてみたところ、この花に関する面白い記事を見つけました。

黄色い花が一面に咲くお花畑――。信じられないかもしれないが実は、東洋町野根の町立野根中学校(松井章弘校長)の校庭だ。コスモスに似た「雑草」に占領されてしまい、関係者らは頭を抱えている。

Osk200806250057  同校は、全校生徒12人の小規模校で、校庭は約1万平方メートルと広々としていて、秋には近くの小学校との合同の体育祭も開かれる。ところが現在、中央部分が少し残るだけで、びっしりとこの黄色い花が、グラウンドで咲き誇っている。

 教師や生徒たちが、図鑑で調べてみると、北米原産のハルシャギクらしいことが分かった。繁殖力の強いコスモスに似たキク科の花で、茎の高さは30~60センチ。5~8月ごろにかけて、黄色に濃赤色が蛇の目模様に入った花を咲かせる。

 ここ数年、校庭の一部や周囲で、この黄色い花がどんどんと増え続けていたという。例年は、花が枯れる8月の夏休みに耕運機で茎や花ごと土を耕し、グラウンドに戻していた。種子が交ざったまま整地したのが裏目に出たのか、今年は5月に、グラウンド全体から一斉に芽を出した。「サッカーのゴールネットがこの花で埋もれたのにはビックリしました」と生徒たちは語る。

912282f9  最初は刈り取っていたが、刈っても刈っても次々に茎を伸ばし、花をつける。体育の授業は体育館で実施せざるを得なくなった。「せっかく咲いているのに踏みつぶしてはかわいそう」。生徒たちは優しい心遣いを見せたが、このままではグラウンドが使えない。最近は、教師たちが空いた時間を利用して一本ずつ引き抜き、生徒たちも積極的に草むしりに参加しはじめた。

 「子どもたちには草花を大事にしよう、と教えているが、背に腹は代えられません」と松井校長。町教委では「7月に入れば、機械を入れて、整地する予定」と説明する。それでも、土の中に種子が残ることには変わりはない。「毎年、同じことになりますが」と町教委の担当者。解決策は見つかっていない。(川原崎茂)

朝日新聞

下の写真が本来のグラウンドらしいですが、

そのグラウンド一面にハルシャギクがびっしりと咲いてしまったそうで。

草花の生命力には驚かされるばかりですね。

そして一番注目したいのはこれが2008年の記事ということです。

その後解決策は見つかったのか?現在はどうなっているのか?

とても気になるところです。

2014年6月28日 (土)

昨日の晩に降った雨は、草木に露を残して

今朝にはあがっていました。

雨上がりに、曇り空のわずかな光を受けて

キラキラ光る露はそれだけでとてもきれいです。

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台湾には「一支草、一點露」というとても有名なことわざがあるそうです。

一本の草に、一滴の露という情景から

「一本の草にも一滴の露は受けられる。それぞれが相応に

天の恵みを受けられる。飢え死にするようなこともない。

ほんの少しの希望があれば生きていける。」

というような意味が込められています。

なんだか楽天的な意味にも取れますが、

どんな草でもその草の大きさ以上に露が溜まると

零れ落ちてしまいますもんね。

人の幸せもやっぱり同じようなものなのかもしれません。

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明日のおみくじ  吉

失物ゆるくさがせば出づべし

2014年6月27日 (金)

悔しさを糧に

いよいよ梅雨らしいお天気です。

湿度が高くべたべたとした空気がまとわりつくようですね。

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さて、FIFAワールドカップもベスト16が出揃いいよいよ決勝リーグ

ですね。グループリーグで敗退となった日本ですが、試合後の

インタビューや記者会見などでの各選手の様子は

こころに深く残りました。感情をあまりあらわにしない、

まして男性は人前では泣かないものということが常識のように

されている日本で、こらえ切れない悔し涙を流す選手の姿は

見ているこちらも胸が熱くなりました。

またそれほどまでに熱い思い、情熱をもってワールドカップまでの

4年間を過ごしていたのだなと感じました。もちろんそれはプロで

ある限り、当たり前と言えば当たり前のことではありますが。

きっとこの悔しい思いはこれから先の日本サッカー界に

大きな糧となり残っていくのではないでしょうか。



2014年6月26日 (木)

歯を大切に

子どもの頃、6月といえば歯の検診がありました。

上旬には「歯と口の健康習慣」があり、6月4日は「虫歯予防デー」と

いわれているからでしょうか。歯医者さんが怖くとても嫌だったため、

この頃になると毎年、あの頃の嫌な体験を思い出してしまいます。

そんな歯医者さんのイメージも近頃は随分と変わりましたね。

8020運動をはじめ、年代問わず口腔衛生への関心も高まり、

虫歯になってから歯医者さんへ行くのではなく、予防歯科を心がける

人が増えてきました。病院側も明るい雰囲気のところが増え、

怖いというイメージも随分和らいだように感じます。

歯周病菌が身体のあちらこちらに悪影響を与えることも

明らかになってきている昨今、歯の健康は食だけではなく、

全身の生活習慣病を予防するとまでいわれ、ますます

予防歯科の重要性が求められてきています。

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「いただきます」

わたしたちは毎日多くの命をいただきます。

感謝していただくためにも歯は大切にしなければ

ならないですね。

・ ・ 明日のおみくじ   吉

くるしみありたる後次第によろしきかたちなり、よろこびごと後ほどよし


2014年6月25日 (水)

アガパンサス

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今日も暑くなりましたね。

玄関には爽やかなお花の登場です。

色とりどりの紫陽花と優しいブルーのアガパンサス。

そこに咲いているかのように自然な雰囲気を醸し出しています。

外は暑いですが、来寺された方にひととき涼を感じていただけたら、

と思います。

アガパンサスの花言葉には「誠実な愛」「恋の訪れ」など、

愛や恋に関連する言葉が多くあります。これは語源である

ギリシャ語に由来し、愛を指すagape(アガペ)と花を指すanthos(アントス)

から、アガパンサスと呼ばれるようになり、花言葉も生まれたようです。

梅雨時期に咲くブルーの愛の花。ジューンブライドとも重なって、

良い季節に咲くのだなと思いました。お寺の庭では色鮮やかな

ヘメロカリスがツボミを膨らませています。

・ ・ 明日のおみくじ   吉

思わぬ方よりたすけを得て仕合せよし、よろこびごとよろずよし

2014年6月24日 (火)

墓マイラー


数年前より、著名な歴史上の人物の墓を巡りお参りすることが、

ひそかなブームとなっていますね。歴女(歴史好き、歴史通の女性)、

仏女(仏像など仏教的なものに興味ある女性)と並び、

墓マイラーという呼び名まで生まれています。

その醍醐味は、歴史上の人物の存在した証を肌で感じることが

できること、ここに眠っていると思えば、何より身近に心に響くものを

感じられるというところにあるのではないでしょうか。

直に会うことは不可能ですが、「会いに行く」という言葉が

よく似合うように思います。

皆さんはぜひ会いに行きたいという歴史の中の人がいますか?

わたしは超有名なところですが、紫式部に会いに行きたいですね。

また距離的に近く、今話題といいますと、お隣りの三木市にあります

「竹中半兵衛の墓」でしょうか。平井山のお墓が有名ですが、

平井山から地続きにある山の山麓に「栄運寺」という寺があり、

その裏山にもうひとつの「竹中半兵衛の墓」があります。

自然の道を行くようで、夏は虫が多く大変と聞きます。

気候の良い季節に一度、半兵衛さんに会いに行きたいなと

思います。

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奈良 元興寺

・ ・明日のおみくじ  吉

天命に安んじてはたらくべし、たがえば大いに悪し

2014年6月23日 (月)

蔦の勢い

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生命力あふれる季節の到来、蔦類の成長も

例外ではなく、木の幹や岩へとつたい登っています。

蔦の名の由来は、他の植物や岩などに「つたって」成長する性質そのままが

名前となり、「ツタ(蔦)」と呼ばれるようになりました。蔦の花言葉は

「誠実」「結婚」など。強健で枯れることなく、ツルが伸びていくところから、

このような花言葉が生まれたのではないでしょうか。幸せの象徴として

結婚式のブーケにも蔦やアイビー(木蔦)類は人気ですね。

幸せの蔦ではありますが、とても強く成育旺盛過ぎることから、

絡みついた木を枯らすことになったり、建物を傷めてしまったりと

マイナス面も持っています。そんなところから「死んでも離れない」

いう少しびっくりするような花言葉もつけられているのです。

ほどほどが良いということでしょうか。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

身をへりくだりて正直ならば おのづから人の引立てを受けて仕合せなるべし


2014年6月22日 (日)

お日さん、雨さん

久しぶりの雨模様です。

お昼ごろには止みましたが、夕方からまた弱い雨が降るそうです。

九州では大雨警報が出ている地域もあるみたいですね。

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「お日さん、雨さん」        金子みすゞ

ほこりのついた 

しば草を

雨さんあらって

くれました。


あらってぬれた

しば草を

お日さんほして

くれました。


こうしてわたしが

ねころんで

空をみるのに

よいように。

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明日のおみくじ  吉

光さす玉もはげしくみがかねばまことのひかりいつかいづべき

2014年6月21日 (土)

夏至

今日は夏至です。

北半球では昼が最も長く、夜が短い日になります。

といってもほとんどの人が特別何かをするわけでもなく、

いつもと同じ今日が過ぎるといったところでしょうか?

日本ではいつもと変わりのない一日ですが、

暗く冬が長い北欧などでは特別な一日で、

どの国でも盛大にお祭が行われるそうです。

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冬至ではかぼちゃを食べたり、ゆず湯に入ったりしますが

夏至でも冬瓜を食べて夏バテを予防します。

関西の一部では、タコの八本足のように稲の根が

深く広く張るように願いタコを食べる風習があるそうですね。

所変われば品変わるといった具合に

それぞれの土地の文化や習慣の違いには

その場所・時を過ごしてきた人の想いが感じられて面白いですね。

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明日のおみくじ  吉

人の相談にすぐ乗るべからず

2014年6月20日 (金)

藤の実

藤棚からぶらりとナイフのような藤の実がぶら下がっています。

実というよりサヤといいましょうか。マメ科の植物だということが

よく主張されていますね。

このサヤの実は食べられるとか、毒があるとか、意見が

分かれるようで、食べた人も「珍味だ」という人もいれば、

食中毒を起こし救急搬送された人もいるようです。

マメ科の植物はインゲン豆やサヤエンドウ、夏に美味しい枝豆など

多くの食べられるものがある反面、エニシダやニセアカシアなど

有毒の実を結ぶものも多いといいます。藤にもわずかながら

毒性があるということでしょう。


0620 藤の実は俳諧にせん花の跡   芭蕉

藤の花ではなく、その後の藤の実を

わたしは取り上げ、俳諧にしてみよう。

芭蕉がこの歌を詠んだのは美しく咲く

藤の花を見ているときで、古くから

花ばかり歌に詠まれている藤だけれど、

藤の実の風情をわたしは歌に

詠んでみようと想像で詠んだものと

いわれます。

まだ青々と瑞々しく風に揺れる

藤の実はさわやかな印象を受けます。

2014年6月19日 (木)

夏の命

夏のような日差しです。

このまま空梅雨で終わるとも思えませんが、暑いですね。

そろそろ蝉が鳴きはじめそうな勢いです。

〝惠蛄春秋を知らず〟という中国の言葉があります。

惠蛄(けいこ)とは蝉を指し、夏に生まれ、夏に死にゆく蝉は春と秋、

つまり他の季節を知らないという意味です。夏しか知らないということは、

夏を生きていることさえ知らないということです。

ただ、本能で自らが輝くべき季節は知っているのです。

〝惠蛄春秋を知らず〟について和尚さまの法話も多くあります。

人もまた「この世」しか知らず、どこから生まれ、どこへ行くのか。

わたしたちが「すべて」と思っている「この世」も仏さまの世界から

見れば、蝉の夏のようなもの。今この時を懸命に生きなさいと

蝉から学ぶことも多いのです。

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藤に実ができました

 


・ ・明日のおみくじ   吉

善悪につきて心をうごかさず天命にやすんじてはたらくべし

2014年6月18日 (水)

ストレスを友達に

ストレスは身体に悪いと思い込んでいるから

悪影響が出るのです。心理学者であるケリー・マクゴ二ガルさんは

こう言っています。実際にアメリカで8年に渡り追跡調査した結果、

ストレスを多く感じ、ストレスを悪だと思い続けていた人ほど、

死亡リスクが高いという結果が出たといいます。ところが

ストレスを感じながらも身体に悪いという感覚を持っていない人の

死亡率は他の人と変わらなかったといいます。

そこで「ストレスを友達にする」という発想が生まれました。

例えば、何か舞台に立つときなど、緊張から心拍数が上がり、

呼吸も速くなり、汗もかきはじめます。これは一般的に身体が

プレッシャーや不安に対応できていない状況と考えられます。

いわゆるストレスのかかった状態です。この状況を身体が

準備している状態だと捉えると、心拍数が上がるのは

その時に備えているから、呼吸が速くなるのは脳に酸素を

行き渡らせるためというようになります。するとストレスのかかった

この状況は自分にプラスになると思えるようになり、不安が

自信に変わるといわれています。ストレスは悪でなく、

自分を助けてくれる友達、そう考えることでずいぶんと

変わってくることがあるようですよ。

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2014年6月17日 (火)

エナガと柄杓

今の季節はいろいろな鳥が見られますね。

少し耳を澄ませば、いくつもの違ったさえずりが聴こえます。

季節的に一番よく聴こえるのが、ぎゃぁぎゃぁと賑やかなムクドリです。

次に目立つのはヒヨドリですね。ヒバリも高い空で賑やかです。

そして、可愛らしいさえずりとなるのが、エナガです。

群れをつくり、小さな声でさえずりながら移動してきます。先日、

シジュウカラの群れだと思っていたなかにも、エナガがいたようです。

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この種の鳥は種類を超えて、同じような小鳥の混群をつくることも

あるといわれています。鳥の世界もグローバルなんですね。

今日のエナガの群れにはメジロがこっそり混ざっていました。


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水かけ観音様のお水で水浴びをしています。

エナガの名前は「柄杓」に由来しています。体の大きさに対して

尾が長いところが、柄杓に似ているためです。そんなエナガが

観音様の柄杓にとまっているところがなんだか可笑しいですね。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

時あせらず ゆるゆる考えて事をなしてよし


2014年6月16日 (月)

田植えと鳥

田植えも終盤となり、青々とした水田の景色が

目にさわやかに映ります。カモがエサを食べに来ている様子も

よく見かけ、ヒナではないけれどアイガモ農法のようだと思いました。

まだ弱々しい稲苗に大きなカモは苗が傷んだりするかもしれませんね。

鳥といえば、近頃ホトトギスが鳴いているのをよく聞きます。

早朝や夜など、あまり他の鳥が鳴いていない時間帯に特徴ある

鳴き声はよく響きますね。〝キョッ、キョッ、キョッキョッキョッキョッ!〟

と鳴く声には聞きなしとして、「テッペンカケタカ」や「特許許可局」

といったものがあるそうです。ちなみにウグイスは「法華経」だとか。

ホトトギスを表す漢字は多く、不如帰、杜鵑、子規とほかにも多くの

異名があります。そのなかでも決まって田植えの頃に渡ってくることから

「時を告げる鳥」として「時鳥」と書くこともあるそうです。

ちょうど田植えの頃に声を聞くなと思っていたら、

やはりいわれがあるのだなと納得しました。



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・ ・ 明日のおみくじ  吉

すべてこの人は辛抱強くしてのち運ひらく




2014年6月15日 (日)

ワールドカップ初戦のコートジボワールとの試合は

1-2で負けてしまいまいましたね。

逆転負けということで、生放送を見て応援していた方は

さぞ落胆したと思います。

第2戦はギリシャとですね!

ギリシャもコロンビアに3-0で負けているので

状況的には日本と同じでしょうか?

今回のメンバーは過去最高との話も聞きます。

次の試合ではなにがなんでも勝って欲しいですね。

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スポーツナビ

今日は父の日です。

日本ではネクタイやお酒を贈ったりしますが、

発祥の地のアメリカでは赤いバラの花を贈るのだそうです。

ブラジルのサンパウロ州では刑務所の受刑者に

父の日や母の日の帰宅を許しているんだとか。

もちろん限られた人だけだそうですが、

それだけその日を大切にしているんですね。



あすのおみくじ  末吉

よろこび事たよりすくなし

2014年6月13日 (金)

ブラジルと日本

今年の梅雨はゲリラ豪雨のようですね。

いわゆる梅雨らしさが少なく、夏の雨のように短時間で

狭い範囲に集中して降りますね。予報が当たらないなーとも

思いますが、天気予報士の方もさぞかし大変だろうと思います。

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さて、いよいよFIFAワールドカップが始まりましたね。日本の裏側、

一番遠い国といわれるブラジルでの開催です。深夜から朝にかけての

試合となるので、熱烈なサッカーファンともなると寝不足になりそうですね。

地理的には遠い国のブラジルも歴史的には関係の深い国です。

はじめての移民船が日本から出航したのは今から106年も前になります。

その時、過酷な開拓生活には信仰が欠かせないだろうと僧侶が

求められました。それに応えた22歳の青年僧が第一回の移民船に

乗り込み、ブラジルの地で人々の心を照らしたといわれています。

移民として異国に渡った人々の子孫が多く生活するブラジルでの

ワールドカップ開催は、日本代表チームにとっても大きな力と

なるのではないでしょうか。

・ ・ 明日のおみくじ  吉

久しき憂いも次第に退き、今はこころ安らかなり

2014年6月12日 (木)

引  導

さて、昨日のブログに登場した「引導を渡す」という言葉。

わたしたちも亡くなれば、葬儀で導師を務めてくださる和尚さまから

「引導」を渡されることとなります。「引導」とは人々を正しい仏の道へと

導くことであり、それが転じて葬儀において、死者が自分が死んだことを

理解し、現世への未練や迷いを断ち切り、成仏できるように唱えられる

法語を指すようになりました。

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導師の和尚さまが引導を

読み上げられ、最後に

一際大きな声で

「喝ーッ!」と発せられた

とき、「引導」は渡され

死者は仏の道へと

導かれたとされます。

日常生活において、「引導を渡す」という言葉が使われることが

ありますね。そこでの意味は「最終的な宣告をして諦めさせる」

という意味です。とどめを刺すかのように使われることもありますが、

少し違うようですね。

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・ ・ 明日のおみくじ  吉

すべてこの人は辛抱強くしてのち運ひらく





2014年6月11日 (水)

シジュウカラ

近頃、ソメイヨシノの木にシジュウカラの集団が

やってきます。さてさて、何をお目当てにかしらと

よく見ていますと、どうやらお食事に来ているようで、

細い枝にとまったり、葉にぶら下がっては器用に虫を取って、

食べています。ちょんちょんっと身軽な様子ですぐに移動するので、

なかなかカメラにも納まりません。

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シジュウカラは漢字で書くと「四十雀」となります。

仏教には「引導を渡す」という言葉があります。死者に迷いを捨てさせ、

冥土へ導く儀式とされています。昔、飼っていたシジュウカラが死んでしまい、

和尚さんに引導を渡してほしいとお婆さんが訪ねてきました。和尚さんが

留守でしたので、小坊主さんが代わりに引き受けることになり、

「この鳥はなんていう鳥ですか?」と尋ねると、「シジュウカラといいます。」

との返答に、「万物の霊長たる人間でさえ定命五十年。汝、小鳥の分際で

シジュウカラ(四十から)とは生き過ぎたり、喝。」。

この小坊主さんがのちの一休さんといわれています。

2014年6月10日 (火)

姫路城と漆喰

大規模な保存修理中である姫路城。

工事用の建屋に包まれていた天守閣の一部が、

目映いほどに美しいその姿を現しましたね。

いわゆる姫路城の姿とは少し違うことに驚きましたが、

「白鷺城」という呼ばれる所以がよくわかりました。

その美しい白さを支える漆喰は、建設業者の方が

古文書に載っている材料・配合を参考にし、作り上げたものだと

いいます。ということは、姫路城が築城されたときと変わらない

美しさを今見ることができるということですね。今でも立派な姿ですが、

現在ほどに高い建物などなかった時代、そびえるように建つその姿は

本当に美しく立派なものだったのでしょうね。

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漆喰が外壁に使われている理由としては、土壁よりも丈夫であることと、

不燃素材であること、調湿機能に優れていることなどがあります。

調湿機能が優れているということで、現在は内装に使われることが

多いですね。壁紙とはまた違った自然の柔らかさを感じることが

できる漆喰は古き良き日本を思わせます。

・ ・明日のおみくじ  吉

よろこび事十分よし、心だて悪ければかないがたし


2014年6月 9日 (月)

梅雨入りしてからまとまった雨も降らず、

じめじめとした湿気だけが、梅雨らしく身体に感じられます。

紫陽花の色付いた風景も見かけるようになってきましたね。

それもまた、梅雨らしい情景とみえますね。

先日、水子地蔵さまにお参りされている方に出会いました。

いつもきれいなお花をお供えされているので、「お庭のお花ですか?」

と尋ねましたところ、「いえいえ。野の花なんですよ。」とのこと。

「時間はあるので、あちらこちらいつもお花を探していますと、

今まで気が付かなかったところに花は咲いているものですね。」

とおっしゃられ、日々見ているとよく持つ花、持たない花も

わかってきますよと笑顔で、手際よくお花の整理をされていました。

仏花や墓花も今でこそ買うことも多くなりましたが、昔は

庭や野の花をつんでお供えすることが普通の風景でしたね。

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・ ・ 明日のおみくじ  吉

気性をしっかり持ちて物事をすれば、何事も思いのままに成就すべし

2014年6月 8日 (日)

朝のリレー

朝のリレー   谷川俊太郎

カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

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朝はやることが多くてついバタバタしてしまいます。

最近は二度寝することもあって、朝の時間を楽しむ余裕なんてなかったです。

この詩を読んで、少しだけ早起きした朝の空気を思い出しました。

まだ街全体が眠っているような朝早い時間は

なんだかそれだけで贅沢な気持ちになります。

朝のリレーに参加する気持ちで

これからはいつもよりちょっとだけ早起きするようにしたいです。


明日のおみくじ  半吉

待人来ることおそし

2014年6月 7日 (土)

運動会

近所の小学校から賑やかな音がすると思ったら

運動場には体操着を着た子どもたちと保護者でたくさんの人が集まって

どうやら運動会が開かれているようでした。

以前は運動会といえば、体育の日に合わせて

10月に行われることが多かったですが、

最近は熱中症や紫外線対策として

今の時期に行う学校も増えてきましたね。

時代によってかわって行くものだなと昔との違いを感じます。

今日も時々雨が降ったりと良いお天気ではありませんが、

涼しくて過ごしやすいのでかえってよかったかもしれませんね。

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明日のおみくじ  小吉

うせもの出べし

2014年6月 6日 (金)

「毒蛇か、宝石か」

わたしたちは時々、正しい方向へ導こうとしてくれている言葉を

無視して、「自分が正しい」と我を通してしまうことがあります。

後になってから、その言葉の意味を理解し、反省することも

あるでしょう。たとえ間違っていたとしても、その間違いに気づき、

正しい方向へと軌道修正することが、大切なのではないでしょうか。

今日は、欲に目がくらみ、お釈迦さまの言葉が心に届かなかった

ある男のお話をしようと思います。

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 お釈迦さまと侍者の阿難は遊説中、一夜を洞窟で過ごしました。

その洞窟の奥には宝石がたくさん隠されていました。

けれど、お釈迦様はこういわれます。

 「阿難、あれは宝石ではない。毒蛇だよ。」と。

 「さようでございますか。」と、阿難も答え、二人は先へと立たれました。

ところが、この二人の会話を耳にした男がいます。男が洞窟へ入ると、

キラキラと光る宝石がいっぱいありました。

 「これが毒蛇だと?あの釈迦という男は宝石と毒蛇の区別も

 つかないのか。馬鹿な奴だ!」

男は宝石を持ち帰り、贅沢な暮らしをはじめました。すると、急に

羽振りのよくなった男を妬んだ隣人が、王様に「あの男は強盗です。」

と密告したのです。

男は役人に捕えられ、取り調べを受けます。いくら弁明しても、洞窟で

見つけたものという証拠はありません。ついに男は死刑を宣告されました。

いよいよ死刑という時に、男はつぶやきました。

 「お釈迦さま。お釈迦さまの教えが正しかったのですね。本当にあの

 宝石は毒蛇でした。わたしは、お釈迦さまの教えを信じていれば、

 こういうことにはならなかったのです。」

王様はどういうことかと尋ね、男はお釈迦さまと阿難の会話を話しました。

 「よろしい。おまえは今になってお釈迦さまの言葉を信じた。お釈迦さまの

 言葉を信じ、仏教徒になったわけだ。だから、おまえを釈放してやろう。」

そうして、王様はその男を許しました。

 「仏教法話大事典」すずき出版 参照

2014年6月 5日 (木)

忍  冬

近畿地方も梅雨入りし、いよいよ雨の一日かと思われたお天気も、

差し込む光と広がる青空の美しさに「あれれ?」と思った方も

今日は多いのではないでしょうか?ただ風は強いですね。帽子も

押さえてなければ吹き飛ばされそうです。

060501 お天気のうちにと

早めの外周りへ。

スイカズラの花が

咲いています。

甘い香りと

ユニークな花姿が

魅力的です。常緑

で冬も葉を落とさない

ことから、冬を耐え忍ぶとして「忍冬」という別名も持ちます。

生薬としての歴史も古く、かの徳川家康はスイカズラから作った薬酒

「忍冬酒」を愛飲し、長寿であったとも伝えられています。「良薬は口に苦し」

いいますね。その苦しの生薬と、「酒は百薬の長」といわれるお酒から

作られる薬酒は、とても身体によさそうです。梅酒も薬酒の一種だと

いうことに驚きました。



・ ・ 明日のおみくじ  半吉

苦労にも嘆かず、災難にも恐れず、働けば運勢ひらく

2014年6月 4日 (水)

世界の宗教

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キリスト教、イスラム教、仏教は、世界三大宗教と呼ばれます。

世界の人口は70億人を超え、その多くは信仰を持っていて、

キリスト教は約20億人、イスラム教は約13億人の信者がいると

されています。仏教は3億6000万人くらいだとか。

信者数で言えば、ヒンドゥー教も約9億人の信者をかかえていますが、

民族、地理を超えて広がっていること、文化、社会的に及ぼす影響が

大きいことなどの点においては、仏教のほうが広がりが大きいとされ、

仏教が三大宗教に含まれています。       (wikipedia参照)

キリスト教はイエス、イスラム教はムハンマド、仏教はブッタ(お釈迦様)

が開祖にあたり、そこから各宗教宗派別れながらも千年、2千年の

単位で今日に至るまで、世界に広くその教えが伝わっていることは、

宗教問わずに素晴らしいことだと思いました。


・ ・明日のおみくじ  小吉

辛抱すれば、よい時節が来るべし 

2014年6月 3日 (火)

ツバメ

昨日は九州地方、今日は四国地方と、じわじわと梅雨の気配を

感じるようになってきました。近畿も「明日には梅雨入りか」

という予報が流れていますね。


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さて、寺近くの電線に巣立ったばかりと思えるツバメの雛が

止まっていました。胸のあたりには、まだふわふわとした産毛が

残っています。五羽が並んで親鳥がエサを運んでくれるのを

待っています。待っている間に、翼を羽ばたかせたり、少しぎこちなく

飛んでみたり、飛行訓練中の様子が可愛らしく、「がんばれー。」と

声をかけたくなる光景でした。

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ツバメが人の近くで巣を作り、子育てするのは

ヘビやカラス、猫などの外敵から身を守るためとされています。

玄関などによく巣を作るのは、人の出入りがあることを

確かめてのことなのですね。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

職は何にても本人の好むものがよし。商い繁盛す。

2014年6月 2日 (月)

衣替え

気温の高い日々が続いていますね。

「今日も暑いですねぇ(;;;´Д`)」そんな言葉が

決まり文句のように挨拶として繰り返されます。


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六月は衣替えの季節ですが、この頃は完璧に入れ替えるという

方も減ったのではないでしょうか。突然暑くなったり、寒くなったりの

気候変動で、衣服の扱いも随分と変わりましたね。

衣替えの歴史は古く平安時代まで逆戻ります。

宮中行事として行われていた「更衣」という習慣が民間にも

広がり「衣替え」となったといわれます。「更衣」とは天皇の側室の位を表す

呼び名であったため、「衣替え」の言葉が残っています。有名な

「源氏物語」で光源氏の母君はこの更衣と呼ばれる位で

桐壷の更衣といわれていましたね。もともと「更衣」というのは

天皇の着替えの役職を持つ女官のことを呼んでいたそうですよ。

衣替えの意外と高貴な歴史に驚きました。


・ ・ 明日のおみくじ   大吉

自ら進みてなすことも成就すべし

2014年6月 1日 (日)

あの頃は良かった

年齢については現実的にならなければ。
若い頃に戻りたいと思っても、何の役にも立ちません。
歳を取っても、できることは、たくさんあります。
新しいことも発見できるはずよ。
無理をしないで、今の自分にできることを楽しんではどうかしら?

                  ターシャ・テューダー
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子どもの頃、早く大人になりたいと思う反面、
大人になりたくないという気持ちがありました。
周りの大人たちの「あの頃は良かった」という呟きを聞いて、
大人になることで今のような楽しみはなくなっていくのだと、
無意識のうちに思っていたのかもしれません。
「あの頃は良かった」ではなく「あの頃も良かった」と
過去を振り返った時に笑顔で言い切れるような今を創れるようでありたいですね。
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明日のおみくじ  大吉
人にあやまちあるとも許すべし

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