« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月

2014年9月30日 (火)

秋桜憧憬

秋の草花といえば、コスモスという方も多いでしょう。

休耕田に一面のコスモスの花もすっかり秋の風物詩となりました。

ピンクの濃淡の花は優しい印象があり、風に揺れる姿は

心和む風景です。「乙女の真心・純潔」といった花言葉にも

ぴったりの花に思えます。


Free_2

さて、このコスモス畑に近づいたことはありますか?

その足元を見ると愛らしく華奢な印象も飛んでしまうような

たくましさが見えます。風にそよぐ柔かな茎とは違い、かたく

太い茎はしっかりと地に根を張っています。コスモスは

踏まれても、なぎ倒されても立ち上がり、天へ向かって

育ちます。優しい雰囲気の裏にたくましい生命力を

隠し持っているのです。

逆境にも負けず力強く育つコスモスの花に強く

憧れをもち、このようにありたいと思うこともあります。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

先祖のまつりしてよし


2014年9月29日 (月)

一人立ち

慶明寺のしだれ桜、春にはとても美しい花を魅せてくれました。

初夏には風に揺れる若葉が爽やかで、夏の木陰は職人さんの

休憩所となり、秋を迎えた今、紅葉もはじまるのでしょう。

そんなしだれ桜の添え木がひとつ折れました。

気が付けば春よりずっと幹は太くなり、添え木がじわじわと

押されていっていたのかもしれません。植えられた当時はもちろん

添え木より細く、これで10本なのかと驚くほどだったといいます。

それからわずか数年、苗木はすくすく成長し、年々咲く花の数は

増えています。弱々しい印象だった幹は数倍の太さになり、

悠々としだれる枝が広がった姿からは、力強ささえ感じるほどです。

植木のことは全然わからないのですが、しだれ桜も成長とともに

「苗木用の添え木はもう必要ないんだよ」と知らせてくれた

のでしょうか。来年もきっとしだれる枝に優しく美しい桜の花を

魅せてくれるのでしょう。


0929
春のしだれ桜


・ ・ 明日のおみくじ     吉

待ち人来る、少しおそくともしあわせよかるべし

2014年9月28日 (日)

竜田姫

金木犀の香りがするようになってきましたね。

道を歩いているとどこからかほのかに甘い香りが漂ってきます。

そんな秋の匂いを感じながら未だ綺麗に朝顔の咲く道を歩いていると

不思議な気分になってきます。

中国では都を囲む山々のうち、東の山には春、

南の山には夏、西の山には秋、北の山には冬の神が、

それぞれ住んでいると考えられたそうです。

そしてその考えに基づき、日本でも四季は四人の神さまが

支配していると考えられるようになりました。

春は佐保姫、夏は筒姫、秋は竜田姫、冬はうつ田姫。

この四人の女神が日本の四季を司っているそうです。

中国では青帝、炎帝、白帝、黒帝と、みんな男の神様なのですが

日本では女神というのが面白いですね。

秋の竜田姫は平城京の西の山、竜田山に住んでおり、

染色と織物が得意なのだそうです。

秋に野や山が鮮やかな紅葉を見せるのは

竜田姫のしわざだったんですね。

今はまだほのかに木々が色づいてきたという段階です。

秋の女神が見せてくれる魔法はまだまだこれからが楽しみですね。

Img_1889_convert_20140928135820

明日のおみくじ  小吉

のぞみごとかなう

2014年9月27日 (土)

無常迅速 時不人待

掲示板の言葉を新しくしました。

今度の言葉は「無常迅速 時不人待」です。

これは有名な禅語の一部で、全文は次の通りです。

生死事大 光陰可惜 無常迅速 時不人待

しょうじじだい こういんおしむべし

むじょうじんそく ときひとをまたず

Img_1880_convert_20140927133710

人は生きている限り地位や権力、財産に人間関係など

いろいろなことで悩みますが、

そういったどんなことよりも生死に関する問題は大きく、

人は、自分がどのように生きてどのように死んでいくのか、

生死をどのように捉え向き合っていくのか、

それを一番の関心事として精進していかなくてはならないそうです。

読んで字のごとくですが、時は人を待ってはくれませんね。

どんどん流れていく時間の中で

自分の答えを見つけることが出来る日は来るのでしょうか。


明日のおみくじ  吉

そしょう事かなう、されどなるべく大した損なければ荒立てるな

2014年9月26日 (金)

秋の旋律

青々と鮮やかだった山の木々も少しずつ深い色合いに

変わってきました。日が落ちるのも早くなり、夕焼けの空が

美しく見える季節です。

この季節をむかえると決まって心に浮かぶ曲があります。

それはアメリカのピアニスト、ジョージ・ウィンストンの

「Longing/Love (あこがれ/愛)」というピアノ曲です。

テレビなどでもBGMとして流れていることもあるので、

ご存知の方も多いことでしょう。秋の夕暮れによく合う

静かで哀愁漂う旋律が、心の奥に深く流れ込んできます。

ときに音楽は遠い記憶を甦らせますが、わたしにとっての

この曲は追憶にふけるでもなく、特別な想いが

あるわけでもないのですが、ただ季節が来ると

どうしても心に浮かんでくる秋の紅葉のようなものです。

秋は心の琴線が敏感になるのでしょうか。ものごとに感動を

覚えるのも秋が多いように思います。

0926



2014年9月25日 (木)

把針灸治

09

「把針灸治 
はしんきゅうじ 」とは読んで字のごとく、

針をとり繕いものをし、灸を据えて体の不調を治すという意味で、

身辺整理をする日ということです。禅の修行道場においては

月に数回、把針灸治があり、この日は病院に行ったり、傷んだ衣を

直したり、身の回りに必要なものを購入したりと日々の修行が

問題なく行えるよう整える日とされています。

厳しい修行の中、毎日が厳しいだけではさすがの雲水さんたちも

気が滅入ってしまいます。そのなかにおいて把針灸治の持つ

意味は重要で、身の回りを整える以外にも心をリフレッシュすると

いう大切な目的も持っています。厳しい修行を続けるためには

適度な休息も必要です。休んでみてはじめて見える景色という

のもきっとあるに違いありませんね。




2014年9月24日 (水)

人の心に灯をともす

さらさらと雨が降っています。

夏の雨ではなくすっかり秋の雨、昨日の秋晴れが

夢のようなどんよりとした空模様です。

さて、お天気と同じく人生は良いこともあれば、悪いことも

あります。良いときはもちろん気持ちも心もオープンで、

人を気付かう余裕も持てますね。

では、家庭や仕事がうまくいかないとか、人生の大きな山や谷に

あたったときはどうでしょうか。自分のことが精一杯で

「人のことなんて考える余裕はない」となりがちですね。

そういう状況において、「自分の立場を憐れむのではなく、

人の幸せに目を向け考えなさい」という教えがあります。

0924_2

どんな状況であっても、人を思いやり、幸せを願う心を忘れなければ

やがては良い方へと向かっていくというのです。人の心に灯をともし

続けることは、いつか誰かが自分の心にも灯をともしてくれるということ

なのでしょうか。想いはめぐりめぐっているということなのでしょう。


・ ・ 明日のおみくじ  末小吉

失せ物でがたし程へて出ることあるべし



2014年9月23日 (火)

秋季彼岸法要

秋季彼岸法要が今年も行われました。

8月のお盆の時は台風に見舞われ、

今回も台風接近のニュースが流れるなか秋彼岸が近づいていたので、

また散々なお天気になるかと思いましたが、嬉しいことに快晴となりました。

なんでも秋分の日は晴れることが多いそうです。

Img_1788_convert_20140923131528

台風の影響でお盆はご出席の方が少なめでしたが、

今日はたくさんの方に来ていただき、

体調を崩していた住職も皆さんに回復した姿を見せることが出来ました。

Img_1803_convert_20140923132100

Img_1816_convert_20140923131300

















法要のあとは大阪石材の塩田さんが黒田官兵衛について、

黒田家の始まりから人柄、官兵衛の人生に影響を与えた出来事など

興味深くお話ししてくださいました。

Img_1838_convert_20140923125926

明日のおみくじ  吉

たび立よし

2014年9月22日 (月)

生活信条


 一日に一度は静かに座って、身と呼吸と心を整えましょう。

 人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も、大切にしましょう。

 生かされている自分を感謝し、報恩の行を積みましょう。


臨済宗妙心寺派の教えとされています「生活信条」で、

わたしたちの日常生活の指針、生活の心得となるものです。慶明寺でも

各季節の法要の際には「信心の言葉」と合わせて、ご出席の皆さまと

唱和していますので、皆さまよく御存じだと思います。

時間に追われることの多い時代ですから、ほっと一息つけたとしても

頭のなかはぐるぐる考えがめぐっているということも多いですよね。

それでは、きっと身も呼吸も心もバラバラで整ってはいないでしょう。

あらためてこの言葉を読み、心に沁みた気がします。

0922

『信心の言葉

わが身をこのまま空なりと観じて、静かに坐りましょう。

衆生は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう。

社会を心の花園と念じて、和やかに生きましょう。


・ ・ 明日のおみくじ  大吉

先祖の祭りごとおこたるべからず

2014年9月21日 (日)

日本人らしさ

今日はいいお天気でしたね。

夏よりは秋を感じさせる日差しが、ぽかぽか暖かかったです。

Img_1770_convert_20140921123535

山門を通って目に入ってくるお地蔵様の足元に置いてある

賽銭が少しずつ増えています。

以前は無造作に置いてあったのですが、

いつからか、誰かがきれいに並べて下さっていました。

それ以降は後からお参りに来た人たちも

きれいに並べておくようになり、

最初は2列ほどだった賽銭も今日見た時には6列にまで増えていました。

ぐちゃぐちゃにしてあればそのようにして、

きれいにしてあればそのようにする。

ほんの些細なことですが、

なんだか日本人らしいなーと感じました。
Img_1766_convert_20140921123435

2014年9月20日 (土)

耳なし芳一

もうすぐお彼岸。

ということで本堂にはすでに塔婆が並べられています。

今日はそんな塔婆を一つ一つ確認する作業をしていたのですが、

作業中、ふと見上げてみると、たくさんの

「南無釈迦牟尼仏」の文字がこちらを見下ろしていました。

今日は天気が悪く、本堂がほんの少し薄暗かったというのもあるのか、

いつもなら感じない不思議な迫力や威圧を感じました。

なんだか気分は耳なし芳一です。

亡霊にとり憑かれた琵琶法師の芳一は、その身を守るために

体中に経文を書きつけますが、唯一書き忘れてしまった耳だけは

亡霊に持って行かれるという有名な怪談です。

子どもの頃は作り話の怪談として聞いていたので、

経文によって守られるということに対して「そういうものなのか」

という感想しか持っていませんでしたが、

たくさんの塔婆に書かれた文字をみて

芳一が守られた理由もわかったような気がしました。

言葉は言霊ともいいますし、今までたくさんの人たちが唱えてきた、

「南無釈迦牟尼仏」という言葉自体に、

そのたくさんの想いが込められているのかもしれませんね。
Img_1765_convert_20140921123159

2014年9月19日 (金)

再びの台風

0918

彼岸の入りを明日に迎え、今日は朝から墓地へ

お掃除やお参りに来られている方がとても多いです。

お盆からまた一段と成長していた草なども、お彼岸を前にきれいに

刈っていただいて、随分とお参りしやすいようになっております。

今朝は境内にあります水かけ観音さまの水受けを

きれいにお掃除して下さった方がいらっしゃったようで

とてもきれいになっておりました。有難うございます。

寺のなかでも彼岸法要に向けて、卒塔婆を立てたり、

御礼のお品を整理したりと準備にいそしんでおります。

お天気にも恵まれそうだと安心していたのですが、何やら

怪しい雲行きですね。また台風という言葉にドキドキしています。

まだ日があり、台風の進路も何とも言えませんが、あまりの

お天気となりました時には、皆さま決して無理のないように

お願いいたします。

法要ももちろんですが、小学校や幼稚園等、運動会も多い

お彼岸の期間、良いお天気にあってほしいですね。

ご先祖さまも運動会を楽しみにされているかもしれませんしね。

2014年9月17日 (水)

彼岸と此岸

「暑さ寒さも彼岸まで」

そんなころとなって参りました。今週末、二十日には彼岸の入り、

中日である二十三日には秋の彼岸供養会が行われます。良い天候で

あればと思います。

さて、「お彼岸」とはいったいどんな意味を持つのでしょうか。

川を挟んでこちらの側を「此岸 しがん」、こちらの岸といいます。

此岸はわたしたちが生きる世界、つまり煩悩と迷いのあるこの世の

ことをいいます。その反対側にある向こう岸を「彼岸」いい、

悟りの世界、涅槃の境地といわれ、一般的には極楽浄土のことと

されています。

では、どうして年に二度、春と秋にお彼岸があるのでしょうか。

それは、多くの仏教では極楽浄土は遥か西の彼方にあると

考えられているので、太陽が真西に沈む「春分の日」と「秋分の日」は

彼岸である極楽浄土の方角がよくわかるということに由来するようです。

太陽が沈んでいくあの遥か彼方の極楽浄土に住まわれるご先祖さまに

思いを馳せたのが「彼岸」のはじまりとされています。

0917

萩と彼岸花

・ ・ 明日のおみくじ   吉

あわてば何事も仕損じるべし、ゆるゆる事をなせ

2014年9月16日 (火)

アオサギ

ススキや山萩など秋の七草が目に留まるようになって

きましたね。何もかもが突然成長することはないでしょうけれど、

気が付けば稲穂は一段と黄金に近づき、あぜ道には彼岸花が

赤々と咲きはじめています。

今朝、お寺の近くのあぜ道でアオサギを見かけました。

アオサギは特別珍しい鳥ではありませんが、結構な至近距離に

いたので、こちらが驚いてしまいました。よく沼地や浅い池などで

獲物をじぃーっと待ってる姿を遠目に見かけますが、近くで見ると

とても大きな鳥です。1メートル近くあるのじゃないでしょうか。

ぴくりとも動かず気配もないので、横を通るときに「!!」とその姿が

目に入りました。普通ならここで鳥の方が逃げそうなものですが、

なぜか飛び立つこともなく、我関せずと留まったままなのです。

こちらも何事もないかのようにすぅっと通り過ぎましたが、

驚きの瞬間でした。あとで思えば、目の前で広げれば2メートルにも

なるかといわれる翼を広げ飛び立たれても、倒れるほどの

驚きがあったに違いないだろうし、じっとしてくれていて

よかったと思いました。

0916

庭の萩もツボミが育ってます


・ ・ 明日のおみくじ  大吉

若き時苦労のむくいにて今は運勢心のままに開く




2014年9月15日 (月)

恩送り

「恩返し」という言葉はよく聞きますが

「恩送り」という言葉がある事を御存じでしょうか?

恩返しは受けた相手に、直接恩を返すことをいいますが、

恩送りは受けた相手とは限らないのだそうです。

誰かから頂いた恩を、別の誰かに送る。

するとその誰かが、今度はまた別の誰かに送る。

そんなふうに人と人とが繋がっていくのだそうです。

今までの生活の中で、恩返しを意識することはあっても、

恩送りを意識することはありませんでした。

普段自分は気付かないうちにいろんな恩を受けて生きていると

誰かに言われたことがあります。

「恩」なんて言葉を聞くと、それこそ命を救うだとか

何かたいそうな事のように感じてしまいますが、

例えば席を譲るだとか、重い荷物を持っていたら手伝ってあげるだとか

そういった親切も立派な恩ですよね。

自分がいつか誰かに送った恩が、

まわりまわって自分に返ってきとしたら。

それは思っているよりもすごく素敵なことでしょうね。

Img_1745_convert_20140915130807

彼岸花が一輪きれいな紅を咲かせました。


明日のおみくじ  末小吉

病人本ぷくす、但し人によりて吉凶あり

2014年9月14日 (日)

変わらないもの変わるもの

先日小中学校の友人に久しぶりに会いました。

卒業以来だったのですが、お互い全然変わっていないことに驚きました。

何年経っても変わらず昔のように話せるといういうのは

思っている以上に嬉しい事ですね。

最近は、ブログで今日はこれを書こう!と思い

念のために過去の記事を読み返してみたら、

全く同じ月に同じことを書いている。という事が多く、

年単位でどれだけ自分が変わっていないか痛感します。

周囲の人たちからも「変わらない変わらない」といわれ、

ふと自分は人として成長できていないのか?と心配になってしまいます。

どれだけ年月がたっても変わらずにいることは大切ですが、

成長という意味では、変わっていくことの難しさも

改めて実感する今日この頃です。

Img_1746_convert_20140914143251

明日のおみくじ  吉

ふしんごとよろづよし

2014年9月13日 (土)

健康

100歳以上の方が過去最多の5万4千人になったそうですね。

43年連続で増加しているそうです。

最近はお年寄りといっても元気な方が多いですし、

特にお寺にいると、お参りされた方に

何気なく年齢を聞いてびっくりすることもしょっちゅうです。

iPS細胞を使った手術のニュースなんかを見ても

医療技術が日々進歩していることを感じます。

これからますます長生きする時代になっていくのでしょうが、

長生きすることと元気でいることはイコールではないですよね。

身体は元気でも心が病気になったり、

長生きはしても身体は病気でボロボロなんて状態は避けたいものです。

心身共に健康というのは一番難しいことかもしれませんね。

Img_1734_convert_20140913140641

明日のおみくじ  吉

買いもの買いとりてよし、うりもの急ぐべからず

2014年9月11日 (木)

虫の音色

夕方になるとツクツクホウシの声に混ざって、鈴虫など

秋虫の声も聴かれますね。季節の移り変わりのころ、期間限定の

楽しみです。夜になればすっかり秋の音色が響いています。

日本では古く昔から、虫の音色を情緒あるものとして

親しみ、楽しむ文化がありますが、そのような文化を持つ国は

意外にもとても少ないといわれています。

欧米では雑音として扱われることも多く、その音色に

気付かないことも多いのだとか。確かに真夏のセミの声などは

何とも言えない時もありますが、鳴くセミの種類で夏の始まりや

終わり、季節の進み具合を感じたりすることは日本独特の

感性かもしれませんね。

このような文化が発達した背景には「春夏秋冬」が

あることが大きく関係していると思われます。日本人の生活が

古来より自然と共にあり、その変化を敏感にキャッチし、

その感性を磨いてきたのでしょう。

「鈴虫が鳴いてるね」 そんなたわいない言葉に日本の心が

生きていることに少し驚きました。

0911
紅葉が薄ら色づいています


2014年9月 9日 (火)

十六夜の月

昨夜は中秋の名月でした。ご覧になられましたか?

わたしはうっかり今夜だと勘違いをしていて、昨夜はお月さまを

観ることもなく過ごしてしまいました。

今夜のお月さまは「スーパームーン」です。

近年話題のスーパームーンとは、月が地球に最も近づいたときに、

満月か新月の状態にある月のことをいいます。新月は見えませんが、

今夜は満月です。普段の満月よりも大きく明るく輝いて見えると

いわれていますよ。おまじないもいろいろあるようで、お月さまに

向かってお財布をフリフリすると、金運がアップするのだとか。

人らしく煩悩あふれたおまじないです。

それはよいとして、秋の澄んだ夜空に浮かぶ美しい満月を

心行くまで楽しむことが一番ですね。

ゆくりなくあくがれ出でし十六夜の月やおくれぬ形見なるべき

                                 ~ 十六夜日記

0909

空はすっかり秋模様です

2014年9月 8日 (月)

一粒万倍

豊かに実る稲穂の田んぼが目に留まるようになってきました。

早いところでは稲刈りが終わり、産地直売所には新米の文字も

見られますね。



さて〝一粒万倍〟という言葉があります。

一粒の種が万倍となって稲穂のように実るという意味で、

僅かなものが非常に大きく成長することに例えられたり、少しでも

粗末にしてはならないということに例えられたりします。

ささやかな幸福も家族や仲間と分かち合えば大きな幸福になる。

分けたはずの幸福は半分になることもなく、さらに大きな幸福となって

分ければ分けるほど幸福の実を結ぶ。

一粒万倍。ひとりでひたる幸福よりもずっと豊かで心満たされる

魔法のような分ける幸せ。

2014年9月 5日 (金)

ご報告

御報告  ・・・ ・ ・

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、八月下旬より

慶明寺住職が入院しておりました。八月末には無事退院となりまして、

現在療養中でございます。十月より本格的に復帰いたします。

ご法要をお聞きしておりました檀信徒の皆さまには

大変なご心配、ご迷惑をお掛けしましたうえ、ご理解、ご協力

いただけましたこと心より感謝しております。

お陰をもちまして、療養中ではありますが、

日々体調も良く、とてもお元気になられています。

なお、九月二十三日の秋季彼岸法要会はご案内を

お送りいたしましたように、予定通り行いますので

よろしくお願いいたします。

090500

2014年9月 3日 (水)

誕生日のこころ

二十歳前後の頃、超氷河期ともいわれた就職難に

巻き込まれ、アルバイト生活の日々を送っていました。

社会人として失格のような気がして、自信も持てず、

誕生日を迎えることがとても嫌だった記憶があります。

堅い家庭に育ったせいか年齢を重ねることと、不安定な自分の

立場に焦りと不安を持っていたのかもしれません。

「誕生日を迎えられることに感謝をしないといけないんだよ」

そう教えてくれた人がいました。望んでも迎えられない人も

いるのだから、この日を無事迎えられたことに

「ありがとうございます」と感謝の心を持ちなさいと。

090302
それからは「嫌だ」と思うこともなく、感謝の心を持てるようになりました。

いつか「歳をとるなんて嫌だわー」とおっしゃられていた方に

「感謝する日なんですよ」と伝えますととても納得されて、

「若い方にとても良いことを教えられました」と笑顔で帰って

行かれました。いつまでも忘れたくはない教えのひとつです。




2014年9月 2日 (火)

内向きの用事に追われ、ブログの更新もままならない

今日この頃です。そんな慶明寺でありますが、季節は確実に

進んでいるようで、夏の終わり秋のはじめの草花が目に留まる

ようになってきました。

0902 墓地にはつるぼや韮の花が

咲き、寺の庭にはヤブランが

優しい紫色の花を咲かせ、

シモツケが今年二度目の花期を

迎えています。どの花も派手さは

ありませんが、それぞれに

良い雰囲気を持っていて、

目を惹きます。

文才があれば、ここで一句と

詠みたいものです。

さて、昔から日本に咲く花と

考えられている花のなかに

意外にも万葉集などにほとんど詠まれていないという花も

あるのですね。紫陽花もそうでありますが、なぜか

知りたいなと思います。




« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »