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2014年11月

2014年11月30日 (日)

和紙

先日「和紙」がユネスコの無形文化遺産に登録されましたね。

去年の「和食」に続いて、無形文化遺産に登録されるのは

これが23個めになります。

去年は「和食」の他にも「富士山」が世界文化遺産に登録されましたし、

最近は日本の伝統や文化が世界的にも評価されているんですね。

こういったニュースを聞くと、日本の文化とひとくくりにしても

自分の生活で身近なものとそうでないものと

たくさんあるなーと改めて思います。

世界で日本の伝統や文化が評価されるようになっていますが、

今こそ日本人である自分たちが一番にそういったものの良さについて

認識し直すべきなのかもしれませんね。

As20141028000413_comml            手すきで作られる岐阜県の「本美濃紙」  朝日新聞より

明日のおみくじ  末吉

あらそいごと始めることなかれ

2014年11月29日 (土)

朱の絨毯

毎日のようにお伝えしているお寺の紅葉ですが、

残念なことにどんどん散り始めています。

散った落ち葉が積もってふかふかの赤い絨毯のようです。

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掃いても綺麗にしたそばからはらはらと散ってすっかり元通りです。

それでも風に揺られてふわっと舞う様子は

それはそれで綺麗でついつい見惚れてしまいます。

今日はもうすぐ12月とは思えないような暖かいお天気でしたが、

散っていく紅葉たちを見るにつけて冬の訪れを感じますね。

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明日のおみくじ  小吉

わがこころすべてのことにはげみなば

あしきはよきにたちかわるらん

2014年11月28日 (金)

生きる覚悟

112801

「生きる覚悟をしました」

先日、寺にて法要をされた檀家さんがおっしゃられました。

ご主人はすでに亡くなられており、お子様も独立し家庭を持って、

今は遠く離れて住んでいるとのこと。「独居老人ですからね」

といわれます。今日一日を健やかに過ごせたことに感謝して

日々暮らそうと思います。はきはきと話される様子から

自分の人生を自分の責任で生きるという覚悟の思いが

強く伝わってきました。

「和尚さん、生きるのにも覚悟が必要な時代ですね。」

その言葉が耳に残りました。

112802

サツキ間違えて咲いた?

・ ・ 明日のおみくじ  大吉

今たとえ運悪きことあるも

時をえて立身出世すべし。

2014年11月27日 (木)

紅葉の風

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見頃のイロハモミジ。

紅い波が押し寄せてくるようです。

112705_2光の陰影で見せる表情も

様々ですね。風に吹かれ

夏にはさやさやと聴こえた

葉音も今はカサカサと

乾いた音に変わりました。



112703

吹く風の

   色のちぐさに

      見えつるは

 秋の木の葉の

     散ればなりけり

        詠み人知らず

吹く風が様々な色に見えたのは 秋の木の葉が散ったせいだろう

112702

・ ・ 明日のおみくじ

半吉

よろこび事半吉のちはよし

のぞみ事かなうべし

2014年11月26日 (水)

紅く染まる

112602 引き続き、曇りがちのお天気と

なっております。昨日より多くの

紅葉が舞い散って、見上げれば

紅葉の空、見下ろせば紅葉の

絨毯、そのあいだの空気でさえ

赤く染まっているように見え、

ため息の出る美しさと言えます。

なんだか箒で掃いてしまうことが

もったいなくも思える風景が

広がっています。今年の色付きは

去年より綺麗だとひとり思っていた

のですが、近くに住む檀家さんが

立ち寄られ、こんなに綺麗に色付いたのは久しぶりだと

おっしゃられていました。京都まで紅葉見物に行こうかと思っていた

けれど、ここでも十分だなぁとしばし紅葉狩りを楽しまれました。

晴れていれば、もっと美しくみえるのだろうかと欲張りなことを

思ってしまいますね。

112603

色には時間の感覚を

狂わせる力があり、

一般的に赤やオレンジ色は

時間を長く感じさせると

いわれます。なにかと時間に

追われる日常ですが、

短時間で長く感じられる

紅葉狩りは良い気分転換となりそうですよ。

112601

 ・ ・ 明日のおみくじ

 大吉

何事にも控えめにして

決して油断あるべからず

2014年11月25日 (火)

紅葉且つ散る

112502

曇り空の下、時折雨が降ってきます。

美しく色付いた紅葉も雨の重みが重なってか、早くも踊るように

舞い落ちてきます。参道は紅葉葉模様の布のようになりました。

真っ赤というより、まだオレンジがかった色の紅葉葉は

曇ったお天気のなかでもとても明るく見えます。

112503

年齢を重ねるにつれて

紅葉や桜の情緒ある

美しさが深く感じられる

ようになってきました。

目で見る美しさが

心の奥深くまで

入り込み、満たされて

いくような感動を覚えます。

 一枚の 紅葉且つ散る 静かさよ    高浜虚子

 112501

・ ・ 明日のおみくじ  大吉

よろこびごと

すべて十分よろし 待ち人来る







2014年11月24日 (月)

今日はいい天気でしたね。

この三連休はお天気に恵まれて、

春みたいに暖かい日が続きました。

休みを利用して紅葉狩りに出かけた人も多いのではないでしょうか?

そんなお天気も今晩からは雨になるそうです。

しばらく雨の日が続くそうなので

綺麗に紅葉した葉がダメになってしまわないか心配です。

桜の木は毎日すごい量の葉が散っています。

朝きれいにしても昼ごろにはすっかり元通りです。

明日からの雨で残りの葉も一気に散ってしまうかもしれませんね。

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明日のおみくじ  吉

たびおおいによし、行き先にてよろこびにあう

2014年11月23日 (日)

神戸マラソン

第4回神戸マラソンが今日開催されました。

神戸マラソンの大会テーマは「感謝と友情」だそうです。

神戸マラソンは、「自分のために走ること」はもちろんですが、

それ以上に「人々のために走る」マラソンを目指しています。

その根底にあるのは、阪神・淡路大震災からの復興、

そして現在にいたるまで

「手を差し伸べていただいた国内外の人々や地域への感謝の気持ち」を

表明する大会にしたいという想いです。

創造的復興を果たした兵庫・神戸の姿や、震災の経験・教訓を世界中の

被災者に提供していくという行動は、すべての人が「仲間」であり、

喜びも悲しみも分かち合うという考え方にもとづいています。

また、兵庫・神戸を訪れていただいた方にとって、

最高のおもてなしに出会える大会にしたいという想いも、

「仲間」という意識にもとづいています。

自分の為だけでなく、被災された国内外の人々のためにも走る大会へ。

そんな神戸マラソンのもつチカラをさらに大きなものにして、

国内外で大変な被害を受けている人々や地域へ

「エールをおくる」マラソンにしたいと考えています。

                               神戸マラソンHP 大会テーマより

今年は震災から20年目です。

被災された方にとってこの20年が長いのか短いのか。

あの悲惨な状態からここまで復興した神戸の街を見ると

人間の強さやたくましさ、底力を感じます。

新しく人々が創りあげてきた街で

ゴールを目指して懸命に走る姿は

きっといろんな人に元気を与えるのでしょうね。

時間がある方や偶然でも見かけた方は是非応援の声をかけて下さい。

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明日のおみくじ  吉

うりかいともによし

2014年11月22日 (土)

表現する事

お寺の木々もすっかり紅葉して今が見頃!です。

太陽の傾きによって光の当たり具合が違うので、

朝と昼では、同じ場所からでもまた違った印象を受けて面白いです。

光があまりあたっていないところの

黒が混じったような深い真紅はもちろん、

太陽の光を受けて透きとおった淡いオレンジ色や

まだ紅葉しきっていない緑の葉なんかもあって

いろんな色が混じりあっている様子はどれだけ見ても飽きません。


このブログを始めるようになって

お寺のいろんな写真を撮るようになりましたが、

いつも撮れた画像と見比べては、

実際に目で見たものとの違いに悩まされます。

芸術家の人なんかが「自分が思った色や形を表現するのに苦労する」

と言っているのをよく聞きますが、まさにそんな気分です。

写真以外でも絵や音楽、ダンスに文章なんかでも

何かを表現するということはとても難しいと改めて感じました。

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明日のおみくじ  吉

待ち人来ることおそし

2014年11月21日 (金)

いい夫婦の日

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さて、
明日は「いい夫婦の日」ですね。

近年話題になるようになってきた記念日のようでありますが、

その歴史は意外に古く、1988年には提唱されています。

そもそも「いい夫婦」とはどんな夫婦なのでしょう?

「いい夫婦」のものさしはそれぞれだと思いますが、結婚した

からには、いつまでも仲が良い夫婦でありたいと思いますね。

夫婦円満の秘訣ベスト3に

 1 「会話」  2 「思いやり」  3 「感謝」

というものがあります。その下は「美味しい料理」「干渉しすぎない」と

続きますが、上位3つは、やはりよく耳にする言葉ですね。夫婦間

だけでなく、親子間や友人間、そのほか多くの人付き合いにおいて

大切なことばかりです。近い関係だからこそ、ついつい忘れて

しまいがちな思いやりの心、感謝の気持ちを大切にしなければ

ならないですね。ときどき「素敵なご夫婦だなぁ」と感じるご夫婦に

出会うことがあります。よく思い返してみるとそう感じるご夫婦は

その3つの秘訣を大切にされていると思いました。

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・ ・ 明日のおみくじ

末小吉

失せ物 人の世話にて

出るやもしれず、

多くは出がたし


2014年11月20日 (木)

品よくなるまで

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話している途中にひらめいた

問いをのぞいて

質問には

聞きどきがある

あまり早い時期に聞いてはいけない

我慢して

抑制して

その質問が品よくなるまで待ちなさい

『君はおりこうみんな知らないけれど』

                  銀色夏生


すぐに感情的に言葉を口にする人がいます。人間ですから、

機嫌の悪いとき、気分の乗らないときなどいろいろあるとは思いますが、

それに巻き込まれる相手は堪ったものじゃないと思うでしょう。

自分の感情に振り回されて、相手を思いやる心を忘れては

いけないのです。気持ちが不安定なときこそ、口から出ようとする

言葉を一度心において、責任を持てる言葉になってから

送り出すべきなのでしょう。
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・ ・ 明日のおみくじ

              吉

あわてば何事も

仕損じるべし、ゆるゆる

事をなせ

2014年11月19日 (水)

花の心

ただその人がそこにいるだけでその場が明るくなる。

さりげなく置かれた一輪挿しの花のように、人の心を和ませ、

穏やかにさせる。そういう人に憧れます。

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昔、中国宋の時代に林逋という詩人がいました。

若くして身寄りをなくし苦学の末、西湖の孤山に住み、書画や詩を

愛し、梅を妻、鶴を子として一生を過ごしたと言われています。

そんな林逋が残した梅を詠んだ詩に

暗香浮動月黄昏  あんこうふどうつきこうこん

という一句があります。ほのかな梅の香りが、月が昇る黄昏時に

どこからともなく漂っている。そんな意味を持つ詩ですが、

梅を妻というほど心を奪われた背景はどのようなものだったのでしょう。

ただ美しいとか香りが良いとかそれだけではないはずです。

冬の厳しい寒さを耐え忍び、一番に花を咲かせる。その内に秘めたる

強さとその厳しい境遇から生まれる花の美しさ、思わぬ清らかな

香りが合わさることで梅は愛されたのでしょう。

目立たなくとも自分の道をしっかりと歩き、一輪の花のように

梅のように誰かの心を明るくできたなら、幸せですね。

2014年11月18日 (火)

鮮やかに散る

1118 冷たい風が身にしみます。

桜ソメイヨシノの葉もはらはらと

散り落ちて、地面を鮮やかに

飾っています。朝、綺麗に掃いても

夕方にはまた沢山の落ち葉たち。

よく冷えた本堂から見える境内の桜も

あちらで はらり、こちらで はらり、

間を置くことなく次々に散り落ちて

いきます。すっかり葉を落としてしまうのも

そう遠くはないでしょう。情緒的であり、

また寂しさも感じる季節ですね。

静かな本堂から見る景色は寂しさが一層募るような気がします。

奥に見える紅葉葉はいよいよ鮮やかに色づいてまいりました。

もうすぐ迎えるであろう見頃を心待ちにしたいと思います。

・ ・ 明日のおみくじ  吉

旅おおいによし、行き先にてよろこびにあう





2014年11月17日 (月)

ある週末の日

先週末、あるフラワーアレンジ教室の作品展があり、

縁あってそのお手伝いをさせていただきました。

111701_2 アットホームな雰囲気で

行われている普段のレッスンと

同様、とても温かみのある

作品展であったように感じました。

初めての作品展であったため、

準備段階では楽しみよりも

不安や苛立ちが大きかった

ようでありましたが、形になって

来ると共に笑顔や満足感が

広がっていたようです。

年齢層もばらばら、生活スタイルも

もちろん個々それぞれです。

それでも、家事や仕事にと忙しいなかに時間を作り、作品をつくり、

会場へ搬入設置、お客様のおもてなしから、搬出まで、それぞれが

出来ること、出来ないことを助け合ってやり遂げていく姿は

なんだか良いものでした。

111702

最終日心地よい疲れの

なか、素敵な作品展を

手伝わせて頂いて

良かったなと思いました。

・ ・ 明日のおみくじ 吉

いずれも今は苦労ありとも

後よし

2014年11月14日 (金)

寒さになりきる心

111402_4

冷え込みが厳しいですね。

昨夜はついに灯油を買いに

行き、ストーブをつけました。

さて、夏には「暑い暑い」、

冬になれば「寒い寒い」と

ついつい口からこぼれる

言葉ですが、修行中の雲水さんの次のような問答があります。

ある日、雲水さんは和尚さまに尋ねました。

「厳しい暑さ寒さからどうすれば避けられますか?」

和尚さまは答えます。「暑さ寒さのないところへ行けばよい。」

雲水さんはまた尋ねます。

「暑さ寒さのないところというのは、どこにあるのでしょうか?」

すると和尚さまはこのように答えられました。

「寒時は闍黎を寒殺し 熱時は闍黎を熱殺す」

これは〝寒い時には寒さになりきり、暑い時には暑さになりきる〟

という意味を持ち、つまりは暑いだの寒いだの周りに振り回されたり

逃れようとするのではなく、暑さを受入れ、寒さを受入れすることで

不満もなくなるのではないかということです。

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この暑さ寒さを例に、心の内の悲しみや苦しみも避けようとする
ので

はなく、ありのまま受入れることで、心が解放されていくのではないか

ということを教えてくれているのです。

・ ・ 明日のおみくじ  吉

くるしみありたる後次第によろしきかたちなり




2014年11月13日 (木)

木枯らし

山里の 風すさまじき 夕暮に

      木の葉みだれて ものぞかなしき  藤原秀能

いよいよ寒くなって参りました。

「寒いですね。」そんな挨拶が増えてくるころですね。

林の木々も昨日より一層大きくざわざわと音を立て、うねり

揺れています。近くのビニールハウスに掛けられた

寒冷紗がバタバタと風になびく様子などは見るだけで

寒さを感じます。

1113

冷たい風が吹くのなか、今日はお墓参りに

来られているが多く、皆さん一様に首元まで防寒をし

寒さに身を縮ませながら、墓地へと向かわれていました。

昨日、和尚さんはお墓の開眼供養に出られていたのですが、

やはり風が強いなかでしたので、読経の間も衣の裾が風に

めくられて仕方なかったそうです。自然のことですので

構わずそのまま読経を続けていたところ、施主様のご親族の方が

衣が吹き上げられるのを手で抑えてくださっていたそうです。

その優しさに有難さと申し訳なさが入り混じる思いだったと

和尚さんは言われていました。強い風も思わぬところで

困るものですね。

2014年11月12日 (水)

山茶花咲く道

冷たい風が強く吹いていますね。しだれ桜も風に吹かれ、

ずいぶんと寂しい姿になってきました。敷地内に数種類ある

桜のなかで一番に落葉するのが、このしだれ桜のようです。


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かわって、墓地への参道には山茶花が花を咲かせ、

賑やかになってきました。一輪咲けば、先に続けと次々に

花を咲かせ始めます。寒くなってくるころによく似合う花だと

思います。

山茶花の 花や葉の上に 散り映えり  高浜虚子

深い緑の葉に鮮やかな濃いピンク色の花がよく映え美しく、

また、真っ白な花もそれはそれで美しく楽しめますね。

山茶花は神戸市の木とされています。昭和46年に制定された

とのこと。ちなみに神戸市の花は「紫陽花」です。こちらは

市民アンケートで一番の人気だった花だそうですよ。

・ ・ 明日のおみくじ  半吉

年老いて若返るがごとく ふたたびさかえにおうて たものしき姿なり





2014年11月11日 (火)

南天の実

この季節、風邪をひかれる方も多いのではないでしょうか。

町のお医者さんにも遅くまで多くの患者さんが来院されています。

かくいうわたしも少し前に引いた風邪がいまいち治りきらず

悩ましいところなのですが。天気予報では週末に向けて、

また寒くなっていくようですね。皆さまもお気をつけください。

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さて、庭の南天が

朱色に色付いて

きました。今年は

実付きがよさそう

で、多くの房が

付いています。

南天は難転、

「難を転じる」に

通ずることから縁起の良い木とされていますね。南天の実は鳥の

好物でもあり、思いもしないところから生えてくることも多く、とても

強い樹木です。古く中国から持ち込まれた南天が全国各地へと

広がったのは鳥たちのおかげという説もあるようです。

花言葉は「私の愛は増すばかり」「良い家庭」など、幸福を感じる

言葉が多くなっています。

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・ ・ 明日のおみくじ

苦労、困難多けれども

後かならずよかるべし



2014年11月10日 (月)

田の風景

ヒマワリが美しく咲いている休耕田を見かけました。

季節は十一月なんとも不似合なのですが、寒空の下に咲く

ヒマワリは輝くような黄色い花を薄い陽の光に向けていました。

稲刈りもとうに終わった田園風景の中に現れた花畑。きっと

この田の持ち主もこの時期を狙って種まきをしたのでしょう。

その思い通りに道行く人は季節外れのヒマワリに目を留め、

きれいだと思ったり、驚いたりするのでしょうね。

さて、稲刈りが終わった田んぼに目立っていた稲株ですが、

よく見ると再び青い葉を伸ばしています。これは「ひつじ(穭)」と

呼ばれ、ひつじの伸びた田は「ひつじ田」と呼ばれるそうです。

青々と育ったひつじは時に小さな穂を実らせるまで成長を

することもあるそうですよ。その後、冬の霜に当たって

枯れていくのです。

刈れる田に 生ふる穭の 穂に出でぬは 世を今更に 秋はてぬとか

                                    古今集


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・ ・ 明日のおみくじ

すこし位のさわりありとも、

運勢おのづからひらくべし

2014年11月 9日 (日)

2014年のヒット商品

2014年のヒット商品ベスト30が発表されました。

「今年の流行語」とかこういうランキングを聞くと

もうそんな時期なんだなと感じますね。

今年一番売れた商品はディズニー映画の

「アナと雪の女王」だそうです。

なんだか納得の1位です。

アナ雪フィーバーはすごかったですもんね。

興行収入は40億円越えらしく、

映画館に2回3回と見に行く人も少なくなかったとか。

街中いたるところで♪ありの~ままの~と歌が流れて

映画を見たことがなくても歌だけは歌える!なんて人もいました。

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 ©disney

ちなみに2位は小学生に人気の「妖怪ウォッチ」

3位はUSJの新しいアトラクション

「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」です。

こうしてみると2014年はキャラクターものがヒットしたようですね。

来年はどんな1年になるでしょうか。

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                               ©レベルファイブ

明日のおみくじ  半吉

うりかいゆるくせよ

2014年11月 8日 (土)

健康寿命

最近「健康寿命」という言葉をよく聞きますね。

健康寿命とは、

「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」

の事を言います。

つまり、介護などの世話を必要とせず、

自立した健康な生活ができる期間のことです。

日本は世界一の長寿国として知られていますよね。

平均寿命は男性が79.55歳、女性が86.30歳です。

ところが、健康寿命は男性が70.42歳、女性が73.62歳と

平均寿命と健康寿命の差が意外とある事がわかりました。

誰でも「ピンピンころり」と一生を終われたらいいですが

それもなかなか難しいのが現状でしょうか?

将来元気でいるためには若い頃からの生活習慣が大切だと言います。

若さに甘えて不摂生ばかりしないで

健康的な生活を心がけたいですね。

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明日のおみくじ  吉

よろこびごとのちほどよし

2014年11月 7日 (金)

立冬の候

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立冬を迎え、暦の上では今日より冬となりますね。

少し風が強く、木々が揺れ、葉が擦れる音がザザッー、ザザッーと

聴こえます。枯葉がカラカラン、カランと乾いた音をたてて

コンクリートの道を走って行く様子は、穏やかな日差しとはうらはらに

冬の気配を感じます。

1107_3冬へと近づく庭の片隅の

つくばいに知らない間に

ホテイアオイがひとつ

浮いていました。

いつからここで育っていた

のでしょう?

冬には枯れることもあって

少し傷んではいますが、情緒ある

雰囲気を醸し出しています。どなたかの粋な心使いに

ほっこりさせていただきました。

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・ ・ 明日のおみくじ 吉

縁談、よろこびごとよろずよし

待ち人来る

2014年11月 6日 (木)

記憶と時間

曇り空の朝、鳥の鳴き声がよく響いています。

少し重い空気にくぐもった飛行機音が聴こえます。

こういった日はどことなく時間の流れがゆっくりになるような

気さえしてしまうことがあります。

さて、歳を重ねるにつれて時間の流れが速くなっていくように

感じる人は多いのではないでしょうか。子どもの頃は長く感じた

一日も、今は一年があっという間だという話もよく聞きます。

こう感じることにはいくつかの説があるようですが、そのひとつに

記憶の量が関係しているのではという説があります。

歳を重ねると日々の生活の中に大きな変化がないことが

穏やかで幸せな生活に感じられます。経験値が増えることで

安心も得られるのですが、その分脳も「過去の経験」で処理できる

事柄が増え、新しい記憶を残す時間をあまり必要としません。

反対に子どもは未経験のことが多く、脳もフル回転で処理し、

記憶に残そうとします。その脳に記憶する時間の長短が

時間の感じ方に影響するのではということです。

元プロボクサーのモハメド・アリさんはこのように言っています。

「歳をとると、一日中椅子に座っていても退屈などしなくなる。

 顔をなでる風、暮れゆく風景・・・等を楽しめるようになった。

 若い時には考えられなかった。」

変わらない生活の中に変化を見つけ、脳を刺激していくことで

大人の時間の流れも緩やかに感じられるということではないでしょうか。

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・ ・ 明日のおみくじ  末吉

苦労多けれど辛抱強く働けばのち仕合せよかるべし

2014年11月 5日 (水)

一挨一拶

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「おはようございます」 「こんにちは」

わたしたちは日常において多くの挨拶を交わします。挨拶は

人間関係の潤滑油だともいわれます。もともと「挨拶」の語源は

禅にあり、「挨」は押すの意味を持ち、「拶」は迫るの意味を持ちます。

合わせると「押し、迫る」という挨拶には遠いような意となりますが、

これは禅問答をさしています。相手の修行、悟りの深さを量り知る

ために行われる禅問答は真剣勝負です。古く昔には旅の僧との

禅問答に負け、寺を明け渡したという話もあるほどです。

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そんな語源を持つ挨拶ですから、わたしたちも心を込めての挨拶を

しなくてはなりませんね。初対面の時は挨拶によってお互いの印象を

探ります。いつも相手の心に響く挨拶を心がけたいですね。


・ ・ 明日のおみくじ  吉

たびだちよし先方にてばんじひかえ目たるべし




2014年11月 4日 (火)

曖昧な日々

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寒暖の差が大きくなり、冬の影が見え隠れするように

なってきましたね。イロハモミジも上のほう、お日さまの光が

よくあたるところなどから紅く染まって来たように見えます。

この曖昧な景色は想像力をかきたて、心を豊かにしてくれます。

自然の曖昧さは美しくあるものですが、
最近は自分の意思を

はっきりと表さず、曖昧にする人が多いと言われています。はっきりと

表さないことで常に逃げ道を作り、責任を取らされることのないように

と考えているのです。

責任回避の気持ちが強くなってくると、無責任さも共に強くなり

いずれ人からの信頼も失っていくといいます。上手く世渡りを

しているつもりが、気が付けば誰からも相手にされないという

事態になっているかもしれないのです。

日本人特有の曖昧な表現は、相手の心の内を察する文化の上に

成り立ったものであり、責任回避のために曖昧さを使っては

いけないのでしょう。逃げの心を断ち切る力をわたしたちは

持たなければならないのです。


・ ・明日のおみくじ  吉

思わぬ方よりたすけを得て仕合せよし。望ごとかなう。





2014年11月 3日 (月)

不安の正体

皆さんは何か不安になることはありますか?

こんな質問をされたらほとんどの人が「ある」と答えると思います。

不安は誰にでもどんな時にでもやってくるものですよね。

ではその不安をどうやって解消するのか?

達磨大師が弟子の慧可から

「私の心は不安に満ちています。どうか安心させてください」と頼まれた時、

大師は「その不安をわしの前に持ってこい。そうすれば安心させてやろう」

答えました。しかし、その不安な心を大師に見せることは出来ません。

慧可は、「その不安な心を、さがしたのですが、どこにも見つかりません」

と言います。そこで、達磨大師が

「これであなたの不安な心は取り除けた。安心できたでしょう。」

と言いました。

達磨大師が、その弟子の愚かさを鋭くついたという逸話です。

多くの場合、ありもしない「不安な心に」にこだわって、

あれこれと悩んでしまうのだそうです。

不安な心に実体はなく、自分が作り出しているだけです。

反対に考えると、安心も自分が作り出した幻想といえます。

何が不安で何が安心なのか。

要は自分次第なのですから、ありもしない不安に

怯える必要なんてないのですね。

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明日のおみくじ  末吉

望ごと成就す

2014年11月 2日 (日)

さしむかう心

さしむかう 心ぞ清き水鏡

         色づきもせず あかづきもせず  盤珪禅師

最初にこの句を読んだとき、

さし向かう心は自分が向いあっている相手の心なんだと思いました。

ところがどうやら、この句がいう「さしむかう心」というのは、

自分の心を指しているらしいです。

心はよく鏡に例えられますよね。

鏡は来たものを映して、それが去ってしまったら何も残りません。

でももしふとした瞬間に映った自分の心が

醜いものだったとしたらどうでしょうか。

それを認めず、否定しているうちに

鏡には余計な色や垢をつけてしまうようになるかもしれません。

そうなってしまうと、いつかそれが鏡の前から消えたとしても

鏡についた色や垢は消えることはなく残ってしまい、

それまでのように目の前のものを

そのまま映す事すらできなくなってしまいます。

心の鏡を綺麗なまま持ち続けることは難しいです。

どんな人でも、他人には言えないような感情を持つことはあると思います。

ただその時に、認めたくないと思うほど

醜いものが自分の心にもあるという現実から目をそらさず、

向かい合うことで本当の意味で心は「清き水鏡」になるのかもしれません。

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明日のおみくじ  小吉

うせもの出べし

2014年11月 1日 (土)

霜月

今日から11月です。

旧暦では12月半ば。

霜月という別名からもわかるように霜が降る月です。

今くらいからの寒い時期、

まだ街も起き出していないような朝早い時間に

霜が降りた道をサクサクと鳴らしながら歩くと

とても気持ちがいいです。

子どもの頃は霜降り道に

自分の足跡をつけながら歩くのが大好きでした。

毎朝自分だけの特別な楽しみだったように思います。

なんでも、雪や霜を降らす女神のことを青女というそうです。

寒い季節に降る霜は、女神さまからの

ささやかな贈り物なのかもしれませんね。

明日のおみくじ  吉

商いはんじょうす

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