« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月

2015年1月30日 (金)

三大聖樹

0130

冷たい雨が降り続きます。

玄関にはボケと水仙、菜の花が活けられています。

この水曜日は少し暖かさがあり、ボケの花も

可愛らしく、ぱぁっと開いていたのですが、昨日、今日の

寒さに花を閉じています。

さて、昨日の平家物語に登場する沙羅双樹の花。日本では

「沙羅の木」といえば夏椿のことを指しますが、インドには

本物の「沙羅の木」が存在します。

お釈迦様が入滅のとき、臥床のそばに植えられていたのが

沙羅双樹の木と言われています。諸説あるようですが、

入滅のとき、その花が満開となりお釈迦様に舞い落ち、

入滅とともに木は白く枯れ果てていったと言われます。

そのことから聖樹とされ、仏教の三大聖樹のひとつと

されています。沙羅双樹の他には、この木の下で

お釈迦様が悟りを開かれたと伝えられている印度菩提樹、

あまり知られてはいませんが、お釈迦様がお生まれになった

ところにあったとされる無憂樹というマメ科の木があります。

すべて寒さに弱く日本の気候では屋外で育たないのだそうです。

なんだか残念ですね。

・ ・ 明日のおみくじ  半吉

さいなんあるとも恐るべからず




2015年1月29日 (木)

祇園精舎

 『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

  沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

   おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。

    たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。』

よく知られています「平家物語」の冒頭です。多くの方が学生のころに

習われたのでは思われます。では、この祇園精舎とはどこに

あるのでしょうか。それはお釈迦様の時代まで遡ることになります。

祇園精舎の正式名は祇樹給孤独園精舎といい、お釈迦様が在世で

あった頃にあった五つの寺院のうちのひとつと言われています。

昔インドにスダッタという富豪がおりました。彼は身寄りのないものを

憐れみ、食事を施していました。ある日、お釈迦様の説法を聞き、

大変心を動かされ、お釈迦様のために寺院を寄付したいと

思うようになりました。その道のりは簡単なものでは

ありませんでしたが、無事完成した寺院が祗園精舎と呼ばれ、

お釈迦様の説法も数多く行われたといいます。

その説法の内容が「諸行無常」であったことから、

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。」

といわれるようになったのだとか。

0129

・ ・ 明日のおみくじ  吉

のぞみ事かなう。悦ごと十分よし。




2015年1月28日 (水)

今朝は少し冷えましたね。

けれど、良いお天気だったので、お墓参りに来られた方も

いらっしゃいました。「雨が多いでしょう。今日はいいお天気だから」

と墓地へ向かわれていきました。

墓地には季節的にストックの花がよくお供えされているのですが、

小鳥たちが美味しく頂いているようです。気が付けば

庭のロウバイも食べられたような跡が残っています。

聞くところによると、菊の花などもお好みなのだとか。

わずかに春に向かいつつあるなかで、野山にはまだまだ

冬の厳しさがあるということが感じられます。

0128


冬菊の まとふはおのが ひかりのみ   水原秋桜子


・ ・ 明日のおみくじ  大吉

何事にも控えめにして決して油断あるべからず



2015年1月27日 (火)

照顧脚下

穏やかな青空が広がりました。

一月も終わりにさしかかり、梅の開花情報も

ちらほらと聞こえてくるようになってきましたね。

明るい話題にどこかほっとします。

一月も終わりといえども、一年はまだこれからです。

年頭に抱負を掲げた方も多くいらっしゃると思いますが、

いかがでしょうか?禅の言葉に「照顧脚下 しょうこきゃっか

という言葉があります。よく玄関に掲げられている言葉で

「履物を揃えましょう」の意を持ちます。

本来の意味は「自分の足元をしっかりと見よ」つまりは

「自分自身の内面をよく見つめよ」という教えの言葉です。

自身と向き合うことによって、次に踏み出す一歩を決めることが

できるといいます。目標に向かって進むとき、自分本来の姿を

見失わないようしっかりと足元も見つめつつ、歩まなくては

ならないということでしょう。

0127

・ ・ 明日のおみくじ  吉

善悪につきて心をうごかさず、天命にやすんじてはたらくべし



2015年1月26日 (月)

鐘の音

除夜の鐘としてもよく知られるお寺の釣鐘のことを別名

「梵鐘」といいます。「梵」は「神聖な・清らかな」という

サンスクリット語に由来します。

今でも夕刻に聞こえる鐘の音は、農作業を終える合図であったり、

子供たちが家に帰る合図であったりしますね。古くは江戸時代から、

人々に時を知らせるため、鐘はつかれていたそうです。

時報として人々に親しまれてきた鐘ですが、その音には

「その響きを聴くものは一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳がある」と

いう意味があるとされます。

0126

大晦日などに鐘をついたことがある人はよくご存じだと

思いますが、鐘はつく人により様々な音がしますね。

若い男性などがつくと力強い音、子供たちは元気いっぱいの音。

他にもすべてを包み込むような優しい音であったり、

心の奥へ響く音であったり、つき手の心が現れるような気さえします。

もし、もやもやとした気持ちやイライラの心を持って

鐘に向き合うとそのような気持ちが音に現れてしまうのでしょうね。

・ ・ 明日のおみくじ  吉

あわてば何事も仕損じるべし、ゆるゆる事をなせ




2015年1月25日 (日)

昨日今日と暖かい日が続きますね。

それでも外にいるとやっぱり寒いですが、

室内で陽にあたっているとなんだか少しのぼせてきます。

省エネが大切な時代。

お寺でもエコに取り組みたいです。

さて、今年の立春は2月4日です。

暦の上ではもう春になります。

お寺の春告げ草も例年同様

順調に蕾を膨らませています。

今年も満開の花びらで春を告げてくれる日が楽しみです。

Img_2752_convert_20150125135511

明日のおみくじ  小吉

何事も小さい事より大きな事に手を伸ばすべし

2015年1月24日 (土)

心のままにやらせてみること

世阿弥が書いた能の理論書「風姿花伝」には

それぞれの年代に応じた能の教え方、

練習の仕方や心構えなどが書かれています。

「7歳」

一  この頃の稽古では、子供が自然にやりだした事に、

   生まれ持った美点が見つかるものだ。

   舞や働き、また謡いやいかつい動きでもよいが、

   なにげなくやりだしたなら、

   その子の心のままにやらせてみることである。

   こと細かに、良い、悪いと教えないこと。

   あまりに厳しく注意すると、子供はやる気を失い、

   億劫となって、能そのものが止まってしまうことともなるのだ。

「風姿花伝」は応永7年(1400年)に書かれたものですが、

子どもの才能を伸ばす子育てのあり方として

最近言われてることと同じような内容ですよね。

わが子を思う親としてはついつい

口を出してしまいたくなることもあると思いますが、

そこをぐっと堪えることが子どものやる気に繋がるのでしょうね。

大切なのは「心のままに」やらせてみることですね。

何よりも驚くことはこれが600年以上前に書かれたということでしょうか。

現在では国内外問わず評価されている「風姿花伝」ですが、

20世紀に入った明治42年に学会で発表されるまで

一族の「秘伝書」としてほとんど知られていなかったそうです。

大事な心構えはどれだけ時が経っても変わらないものなのですね。

20120406_2

明日のおみくじ  末吉

えんだん後によし

2015年1月22日 (木)

012201

一日雨が降り続きます。

時折ザーッと降ってはまたしとしとと。

一月下旬といえば雪が降ってもおかしくはない時期ですから、

雨でよかったと気候に感謝でしょうか。雪化粧の風景も

美しくはありますが、やはり心配なのは交通機関のことですね。

昨年は二月に入ってから大雪が降ったので、まだまだ

安心はできませんね。

さて、今年も「慶明寺四国巡礼の旅」を行うこととなりました。

詳細につきましては只今準備中でありますので、また改めて

お知らせいたします。昨年の旅では、ゆとりある行程が

お寺ひとつひとつをじっくりと見ることができたととても

喜んでいただけました。昨年はちょうど桜の開花も重なり、

桜の海を泳いできたような美しさもあったそうです。

今年の桜便りはどうなのでしょう。

012202
    雨に打たれた侘助が

    ぽとりと 落ちました

・ ・ 明日のおみくじ  吉

今は苦労ありとも後よし、

神仏を念じてよし


2015年1月21日 (水)

冬の記憶

どんよりとした空の昼下がり、ヒヨドリの声がよく響きます。

冷たく澄んだ空気、甘い蝋梅の香り、高い音で響く水かけ観音様の音。

すべてが冬らしく、またこの季節が来たのだなと感じます。

初めて踏み入れたときの風景や空気、香りなどは

強く印象に残り、同じ季節が廻って来ると不思議な安心感を

持つことがありますね。意識しないところからよみがえる

人の記憶の不思議さを感じます。

012101

・ ・ 明日のおみくじ  末吉

何事にもしんぼうづよく人をたよりとせず働けばのち仕合せよかるべし

2015年1月20日 (火)

大寒のころ

0120

今日は『大寒』です。一年のうちで一番寒さが

厳しくなるころだといわれますね。外の空気は冷たく

感じられますが、室内にさす陽の光は暖かく陽だまりのようです。

大寒といえば、高浜虚子の 〈大寒の埃の如く人死ぬる〉

がよく知られています。人の死を「大寒のほこり」のようだと

表した時代背景には戦争があるともいわれますが、

それにしても衝撃的というか凄味のある歌という印象を受けますね。

大寒の厳しい寒さがひしひしと言葉から伝わって来るようです。

大寒は二十四節気の二十四番目の節気です。この寒さを利用して

寒稽古が行われたり、味噌や寒天、酒などの仕込みが行われる

そうです。この季節に汲まれた水は雑菌が少なく体に良いとされ、

その水を使って作られた味噌や酒、醤油は腐らないといわれています。

暗くつらい季節のようにも思える季節ですが、実は大切な

土台を作る季節なのですね。そして、この寒さを超えて、

次にやって来るのは一番目の「立春」です。

・ ・ 明日のおみくじ  吉

職は何にても本人の好むものがよし



2015年1月19日 (月)

梅の木

ざわざわと吹き荒れる風が不気味な音を立てています。

そんななか、しだれ梅の枝が赤みを帯びてきました。

実際には赤みを帯びたツボミが少しずつ成長し、枝全体が

赤くなってきたように感じられたんですね。変わりなくみえる

冬の庭も徐々に春へと向かっているのだと気付かされます。

0119

草木染めのひとつに「梅染」があります。

桜染と同じく枝や樹皮を煮出し染められる色は

とても優しい色合いだといわれます。なかでも

開花前の梅で染める布は本当に良い色合いに

染まるそうです。美しい花を咲かそうと木が一番力を

蓄えているからということは言うまでもありません。

「梅は捨てるところがない」といわれるそうですが、

剪定された木や枝までも無駄なく利用してきた文化には

驚くことが多いですね。

・ ・ 明日のおみくじ  吉

待ち人来る、すこしおそくともしあわせよかるべし


2015年1月18日 (日)

初花

最近までかたかった侘助の蕾が、だいぶ膨らんでいました。

もうほんのり綻びを見せているものもあります。

Img_2721_convert_20150118150358

その季節やその草木に初めて咲く花を初花といいますが、

侘助の初花を見られるのももう少しですね。

侘助の花言葉は「控えめ」「静かな趣き」「簡素」などですが

花びらを開ききらず、筒形に咲く侘助の花は

まさに言葉どおりの印象を受けます。

淡い控えめな花で一杯になる日が待ち遠しいです。

Img_2726_convert_20150118150437

明日のおみくじ  大吉

よろこび事十分にあり

2015年1月17日 (土)

20年

阪神淡路大震災から今日で20年です。

震災当時生まれた子供たちももう成人になります。

神戸の街並みだけを見ていると

あの地震から見事に立ち直ったようにも見えますが、

実際には地域経済の低迷が続いたままなど

20年たった今でも課題は多いようです。

地震といえば2011年の東日本大震災が記憶に新しいですが、

最近では世界中で大きな地震が起き、

それによる被害がニュースでも取り上げられています。

東日本大震災時、たくさんの支援が世界中から寄せられましたが、

特に関西からの支援は、実際の体験からつながる支援だったため、

大きな助けになったそうです。

6434人もの命が奪われた悲しみがきれいになくなることはありませんが、

それを乗り越えていく強さは、あの震災を体験した人たちだけでなく、

もっと多くの、これから経験するかもしれない

人たちの強さにも繋がるのかもしれません。

96958a9e93819695e3e49a91848de3e5e_3 日本経済新聞より

明日のおみくじ  吉

待ち人おそし急に来るともよろこびあらず

2015年1月16日 (金)

無財の七施

0115

『無財の七施 むざいのしちせ

わたしたちが日常生活においてできる布施行として

「無財の七施」と言われるものがあります。

やさしい眼差しを持って人に接する      眼施

やさしい微笑みを持って人に接する     和顔施

思いやりを持った言葉で人に接する     愛語施

身をもって思いやりを示す           身施

心を込めて思いやりを示す           心施

人に場所や席を快く譲る            床座施

人に宿泊や休憩の場所を快く提供する   房舎施

すべてが何気ないことのように感じられますが、意外と難しいこと

なのかもしれません。

また、お金や物がなくても大きくできるものに「心の器」があります。

年齢や地位、身分など関係なく、心の器を育むのは

自分自身の学びや成長といわれます。心の器=心の広さを

表します。心が広い人というのは許す心を持っています。

人を批判したり、評価することは意外と簡単です。けれど、

許すということにはエネルギーが必要なのです。そこを乗り越え、

「心の器」を育むことかできれば、自然と「無財の七施」の教えも

実行していけるものかもしれません心がけひとつで人生は

とても豊かなものとなっていくのでしょう。

・ ・ 明日のおみくじ  大吉

何事も控えめにして決して油断あるべからず


2015年1月14日 (水)

まるくまん丸

011401_2 『みな人の 心をまるく まん丸に

    どこもかしこも まるくまん丸』

にっこり微笑んだ仏像を多く残した

木喰上人の詠んだ歌です。

響きを聞くだけで心がまるくなって

いくような柔らかな言葉ですね。

この歌の裏側にあったのは、

人々の争いだったといいます。

遊行僧として全国を遍歴していた木喰が故郷の村に帰った時のこと。

村の御堂の建立をめぐって村人たちがいさかいを起こし、それでも

なんとかお堂は完成しましたが、木喰は醜い争いに心を痛め、

自らの非力さを痛感し、再び旅に出ました。人々にとって

何が救いになり、大切なのかを問い直したときに生まれたのが

この歌だったといわれています。  参考資料:NHK「美の壺」より

争いを好む人はいないはずです。けれど仏さまではないので、

うまくいかないこともありますね。そのような時にお互いが

トゲトゲの心を持って向き合ってしまうと良い結果は

もたらされません。『心をまるく まん丸に』と思い出し、

心に笑顔を忘れず日々を過ごしていきたいものですね。

2015年1月13日 (火)

ご先祖さま

011301

御先祖様というと、とても遠い存在のように感じますが

わたしたちに共通しての一番近い御先祖様は両親となります。

それは生きていても亡くなっていても変わることのないことだと

いいます。そしてその両親に御先祖さまがまた二人ずつ。

そしてその四人にまた二人ずつの両親の御先祖さま。

数代さかのぼるだけで、あっという間に数えきれないほどの

御先祖さまの存在に気付きます。

途中で誰かひとりでも欠けていれば、今の自分は存在しないと

いうことになります。そう思えば、わたしたちの存在は

奇跡のように感じられますね。まさに「命のリレー」

なんだと改めて思い、また両親に対して感謝の心を

忘れてはならないのだと強く思いました。

「おかげさま」の気持ちを忘れずに過ごしたいものですね。

011302_2

・ ・ 明日のおみくじ  吉

気を長くして何なりと我が身に

ふさわしき仕事に力を入れよ

2015年1月11日 (日)

ねこ

年末年始が過ぎて気が抜けたのか、

疲れがたまっていたのか、最近は常に眠いです。

気付くとうとうとしてしまいます。

今日みたいな天気の日は、柔らかい陽ざしに

さらに眠気が誘われて、気分はまさに猫です。

昔は猫を「寝る子」と書いて「寝子」と呼んだそうで、

子猫は20時間以上、大人の猫でも16時間以上一日の間眠っています。

わたし達人間からすると羨ましい限りの生活ですね。

人間みたいに時間に追われることなく生活しているからこその

あの優雅な身のこなしなのかもしれません。

20571

明日のおみくじ  大吉

先祖のまつりわするべからず

2015年1月 9日 (金)

冬の色合い

さて、色を無くしていく季節といわれる冬ですが、

よくみてみると常緑の葉などが紅く染まっている様子などが

みられます。霜焼けとよくいわれますね。

紅葉の鮮やかな色とは違い、少し黒を含んだ赤紫色に

染まる葉は落ち着いた風景を生み出し、それは

冬の寂れた庭によく映えます。

010901〝 冬の庭は 思慮深い

   銀髪女性の美しさ 〟

京都大原で暮らす

ハーブ研究家、ベニシア・

スタンリー・スミスさんの

言葉の一節です。

四季を人の一生に例えた

言葉はよくありますが、女性に例えたこの言葉はまた心に残ります。

自身と向き合い、すべてを受入れ、身分相応、年相応に暮らすことの

大切さ。人はそれぞれにその時々にちょうどいい生き方があるということ。

日々の気付きがお釈迦様のお心に近づく一歩となり、

やがて安穏な心、生き方が見えてくるのではないでしょうか。


010902 「どの季節も美しい」  

春の庭は少女の美しさ  

夏の庭はみずみずしい女性の美しさ  

秋の庭は成熟した女性の美しさ  

冬の庭は思慮深い銀髪女性の美しさ  

庭にも女性にも

その時々の美しさがあるのです

・ ・ 明日のおみくじ  吉

少しのさわりありとも、運勢おのずからひらくべし


2015年1月 8日 (木)

ゆめうつつ

「桜の芽が膨らんでるよ、見た?」

昨夜の夢に出てきた誰かがそういいました。真冬のこの季節、

そんなはずもないと思いながらも今朝、桜の木を観察してしまいました。

今年の春も美しい花を見せてくれそうな立派な枝っぷりです。とくに

年々見ごたえが出てきているしだれ桜は今年もまた多くの花を

咲かせてくれそうですよ。梅の花もこれからというのに

気の早い話ではありますが、やはり春は待ち遠しいものです。

さて、真冬の庭に戻りまして、椿が咲きはじめました。

藪椿は昨年よりちらほら花を見せていましたが、庭の椿も

いよいよ花の時です。

〝 葉にそむく椿の花やよそ心 〟 芭蕉

010802

椿の花は他の花と違い

葉の向きに反して

花をつけることも

多くあります。

なぜかはよく知らない

のですが、どこかで

「後ろから見られても

美しい姿を見せられるように」という言葉がありました。花の事情は

わかりませんが、なんと奥ゆかしさを感じさせる捉え方なんだろうと

心に残りました。椿は見返り美人の花ともいえそうですね。

・ ・ 明日のおみくじ  半吉

物事遅れるべからず。特に神仏を念じてよし。


2015年1月 7日 (水)

じわりじわりと

インフルエンザが猛威を振るっていると聞きますが、

同じく風邪も流行っているようです。皆さんは大丈夫でしょうか?

仏教医学において病気は「四大不調」といわれます。

「四大 しだい」とは人体を形成するといわれる

地・水・火・風の四つの元素のことをさし、この四大のバランスが

崩れたとき病気になると説かれています。一般的に医学とは

病気を治すものでありますが、仏教医学はこの崩れたバランスを

整えていくもののようです。

仏教医学はインドの仏教僧から中国へと伝えられ、中国医学として

発展し、五世紀頃日本に伝わったとされます。そこから僧侶が

中国へ留学し、直接学ぶことによって日本の漢方医学として

発展していきました。この漢方医学は江戸時代に伝わった蘭学の

伸びとともに衰退の一途をたどったのですが、近年また

見直されています。

漢方医学も元となった仏教医学とは、仏典のなかに見られる

医学的な記述のことをいいます。心身と向き合い、健やかに生きる

智慧と教えを説く仏教のなかにある仏教医学もまた心身と

向き合い、バランスを保つことの大切さを教えてくれているようです。

0107

・ ・ 明日のおみくじ  大吉

病人本復すべし。よろこびごとすべて十分よろし。


2015年1月 6日 (火)

七草粥に願う

010601

さて、そろそろお正月気分も薄れて来たころでしょうか。

明日七日は人日の節句、七草粥の日ですね。

お正月のお祝いに御馳走を食べたり、お酒を飲んだりして

弱った胃を休める日といわれますね。表の意味は一年の

無病息災を願って食べられるものです。

小学生のころは畦道を歩いては七草を探していたのですが、

今はスーパーに七草セットが並んでいるので、楽ちんですね。

私事ですが年末に我が家の大黒柱が体を痛め、今年は私が

厄年ということもあり、今年は例年以上に心を込めて、

七草粥をいただきたいと思います。

しばらく休み休みになっていた慶明寺の日々ですが、

また日々綴って行きたいと思いますので、本年も

どうぞよろしくお願いいたします。

010602
・ ・ 明日のおみくじ  吉

目上の人の教をまもりすこしも我意あるべからず




2015年1月 4日 (日)

石の日

日曜日の今日まではお正月気分で

明日から仕事始め!という方も多いのではないでしょうか?

おめでたい連休も終わって、仕事がはじまると

日常が戻ってくる感じがしますね。

休みの間、宴会続きでかえって疲れたなんて人もいるかもしれませんが

充分に心と体を休めて万全な状態で新年最初の仕事をしたいですね。

インフルエンザも流行っているので気を付けて下さい!


今日1月4日は1(い)4(し)の語呂合わせから「石の日」となっています。

この日に狛犬や墓石、お地蔵様など願いの込められた石に

願掛けをしながらさわると願いが叶うのだそうです。

ご先祖さまに新年の挨拶をしに墓参りがてら

ちゃっかり願掛けしに行くなんてのもありかもしれません。

Img_2673_convert_20150104130459

明日のおみくじ  吉

買いもの買いとりてよし、うりもの急ぐべからず

2015年1月 3日 (土)

新年

新年明けましておめでとうございます!

旧年中は大変お世話になりました。

Img_2662_convert_20150103131009

大晦日も元日もたくさんの人に来ていただいて、

お寺は今年も賑やかにお正月を迎えることが出来ました。

2015年もよろしくお願いします。

Img_2667_convert_20150103131207

明日のおみくじ  大吉

待人おそくとも来る

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »